明治安田J2リーグのジェフユナイテッド千葉は(現7位)は、6月8日に維新みらいふスタジアムにて開催されるJ2第19節レノファ山口(現5位)との試合を前に、メディアに向けた囲み取材を行った。
第18節のファジアーノ岡山戦は2-1で勝利した千葉。シーズンも折り返しに差し掛かり、上位陣との負けられない戦いが続いている。MF髙橋壱晟はチームが上位進出するために必要なことについて語った。
「自分たちが考えているよりも、さらにもう一個ギアを上げる意識が必要だと思っています。もちろん全力でやっていますし、それ以上を目指していますが、今以上に自分たちを高めていくことで1%か2%でも積み重ねが生まれる。きっとそれが勝利に繋がるんじゃないかと思っています。戦術とか技術ではなくて、まずは気持ちの部分。それをハッキリと言葉にするのは難しいですけど、見えない何かを突き詰めていきたいです」
「もう少しプレーの幅を広げていかなければいけない。ブロックを敷いた相手に対して長崎戦のように(DF佐々木)翔悟のキックだけで解決していた部分もあったので、それ以外のバリエーションを増やせればいいと思います。山口戦は僕のサイドが鍵になると思っているので、攻守両面でのクオリティは負けないようにしたい」と語った。
また、試合結果に波があることで勝負強さが足りないのではないかと問われると「スタジアム全体から、そのようなムードを無くしていかなければいけない。正直に言って、メディアの方やサポーターの方がジェフにそのような印象を抱いているのならば、まずはその空気を変えるところから。フクアリ(フクダ電子アリーナ)での試合は気持ちが高ぶるものがありますし、サポーターにもそれが伝わるプレーをしたいです」と、千葉に関わる全員の意識改革を呼びかけた。
千葉がより成熟したチームになるためには、選手だけでなく応援するサポーターやメディアが抱くイメージを変えていく必要があるのかもしれない。そのためにも、次節は決して負けられない。山口の堅守を千葉がどう崩すかに注目したい。