横浜F・マリノス所属のブラジル人FWアンデルソン・ロペスは、攻撃陣の中心選手としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準優勝に貢献。本人は横浜FMへの愛着を語っているが、ここに来て中東移籍の可能性が浮上。横浜FMは契約延長交渉を行っているという。
ロペスは今年4月、ブラジルメディア『O Gol』のインタビューに応じた際、横浜FMとの契約期間が今年末までであることを明かした上で、「マリノスにいる3年間で、ブラジルのクラブからいくつかの問い合わせがあったけど、正式オファーは届かなかった。現時点ではブラジルに戻ることは考えていない」と横浜FM残留の意思を表明。ブラジルメディア『グローボ』も4月16日に「彼は現時点で退団を検討していない」と伝えていた。
しかし、ブラジルメディア『PLブラジル』が今月6日に伝えたところによると、ロペスのもとにカタール国内クラブからオファーが届いているとのこと。年俸、契約期間などオファーの内容については触れていないが、一方で「横浜FMは選手サイドと契約延長の可能性について話し合っている」とリポート。リーグ戦で10ゴールをマークするなど、今季もここまで好調をキープしていることもあり、横浜FMは同選手の慰留に努めているという。
一方、ロペスにはブラジル方面からの関心も。『PLブラジル』は「横浜FMでの好調ぶりが多くのブラジル国内クラブからの関心を生んでいる。複数クラブが彼の代理人に接触したが、ロペス本人が母国復帰を拒否している」と報じている。
ロペスはサンフレッチェ広島、北海道コンサドーレ札幌、中国1部の武漢などを経て、2022シーズンから横浜FMでプレー。加入1年目から2桁ゴールを挙げてJ1優勝に貢献すると、翌2023シーズンには22ゴールをマークし、J1得点王のタイトルを獲得している。