アレクサンデル・イェレメイェフ 写真:Getty Images

 浦和レッズは、ローマから期限付き移籍中のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンに退団の可能性が報じられる中、ギリシャ1部パナシナイコス所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イェレメイェフに関心を寄せている模様。同選手はスウェーデン1部BKヘッケンFF在籍時に、ペア・マティアス・ヘグモ監督の指導を受けていたほか、スウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンとチームメイトだった。

 現在30歳のイェレメイェフは、身長190cm以上で右利きの大型ストライカー。マルメFFなど母国スウェーデンの複数クラブでプレーしたほか、オランダ1部トゥウェンテやドイツ3部ディナモ・ドレスデンにも在籍。2021年1月にヘッケンへ復帰すると、2シーズンにわたり同クラブに在籍していた。

 昨年1月にヘッケンからパナシナイコスへ完全移籍すると同時に、現ギリシャ2部レバディアコスFCへレンタル移籍していたイェレメイェフ。2022/23シーズン終了後にパナシナイコスへ復帰すると、2023/24シーズンはリーグ戦10試合の出場、2試合のスタメン出場で7ゴールと、スーパーサブとして活躍。プレーオフでも5試合の出場で1ゴールと結果を残している。

 ギリシャメディア『SDNA』が今月6日に伝えたところによると、浦和がイェレメイェフの獲得に興味を示しているものの、パナシナイコスは現時点で同選手の放出を検討していないとのこと。今季、公式戦でのプレー時間が約500分にとどまっただけに、選手本人は出場機会増加という条件下での残留を望んでいるが、去就はパナシナイコスの監督人事に左右されるという。

 なお、『SDNA』は先月17日に「京都サンガがイェレメイェフの獲得に興味。5月15日のPAOK対パナシナイコスにスカウトを派遣したが、彼はこの一戦で1ゴールをマークしている」とリポート。ただ、今月6日リリースの記事では「京都からの関心は薄れている」と綴られているほか、同選手とパナシナイコスの契約期間が2025年12月までであることも紹介されている。