サミュエル・グスタフソン 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属MFサミュエル・グスタフソンは、今月の国際Aマッチデー期間でスウェーデン代表に招集も、代表チームのトレーニングで負傷。今季ここまで出場機会が多いだけに、浦和が緊急補強に動く可能性も考えられる。

 現在29歳のグスタフソンは、スウェーデン1部BKヘッケンFFでペア・マティアス・ヘグモ監督と共闘。そのヘグモ監督が2023シーズン終了後に浦和の指揮官に就任したこともあり、自身もヘッケンから浦和へ完全移籍。移籍金が900万クローネ(約1億2700万円)と報じられるなど、今季開幕前から中盤の即戦力として期待を寄せられていた。

 今季J1開幕戦から第13節アルビレックス新潟戦まで全試合スタメン出場のグスタフソンだが、第14節京都サンガ戦以降は4試合中2試合の出場と、MF岩尾憲やMF安居海渡らにレギュラーを明け渡していた。

 スウェーデンメディア『fotbollskanalen』によると、グスタフソンは今月6日に行われたミニゲームで、右足からシュートを放った際に左膝を負傷。苦悶の表情を浮かべながらピッチに座り込んだ後、トレーニングを途中で切り上げた。また、トレーニング終了後には、左膝に包帯が巻かれているグスタフソンの姿が確認されたとのこと。同選手は6日に記者会見を控えていたが、ホテルで負傷箇所の検査を受けるという。

 スウェーデン代表は今月5日の国際親善試合デンマーク戦で1-2と敗北。9日にセルビア戦を控える中、6日のトレーニングにはデンマーク戦不出場組が参加していた。

 J1第17節終了時点で、首位町田ゼルビアから勝ち点10差の8位につけている浦和。現時点で外国人選手の登録枠に空きがないとはいえ、ローマから期限付き移籍により加入したFWオラ・ソルバッケンに退団の可能性が報じられていることにくわえて、グスタフソンの怪我の程度次第では複数の外国人選手獲得に乗り出すかもしれない。