槙野智章氏 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月6日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でミャンマーと対戦。森保一監督による3バックシステム採用が話題を呼ぶ一方、日本代表OBの槙野智章氏による森保監督批判を巡り議論が白熱している。

 日本は序盤からポゼッションを握る中、FW中村敬斗(スタッド・ランス)を中心とした左サイドからの攻撃を展開。17分にMF鎌田大地(ラツィオ)からのスルーパスを受けた中村がドリブルでペナルティエリアに侵入し、右足のシュートから先制ゴールをマークすると、34分にはMF堂安律(SCフライブルク)が追加点を奪取。後半にはFW小川航基(NECナイメヘン)が2度ゴールネットを揺らしている。

 ただ一方で、85分の時点でセットプレーからのゴールはなし。それだけに、日本テレビ系で解説を務める槙野氏は「トレーニングでスローイン、コーナーキックなど、デザインされたセットプレーの練習をしないと」と主張。実況アナウンサーが「森保監督はオープンプレーで崩す戦術にフォーカスしている」と説明したが、それでも同氏は「セットプレーのことは、アジアカップからずっと言われている」と食い下がっている。

 この槙野氏の主張を受けて、ネット上では「森保監督も名波コーチも何やっているのか」「代表スタッフはセットプレーの重要性を分かっていない」という声が。槙野氏への賛同意見が寄せられる一方で、「仮にセットプレーの工夫があったとして、2次予選の時点で使うわけがない」「こんな消化試合でデザインされたセットプレーなんて見せなくていい」「槙野氏のセットプレー批判は的外れ」といった意見も。森保監督がW杯アジア最終予選やW杯本大会までセットプレーからの得点パターンを公式戦で実践しない可能性も予想されている。