細谷真大 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月6日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でミャンマーと対戦。FW小川航基(NECナイメヘン)が存在感を発揮できない中、槙野智章氏が「日本代表のFW問題」に言及。FW上田綺世(フェイエノールト)やパリ五輪U23日本代表候補FW細谷真大(柏レイソル)のプレースタイルで否定的な見解を述べている。

 日本は序盤からポゼッションを握る中、FW中村敬斗(スタッド・ランス)を中心とした左サイドからの攻撃を展開。17分にMF鎌田大地(ラツィオ)からのスルーパスを受けた中村がドリブルでペナルティエリアに侵入し、右足のシュートから先制ゴールをマークすると、34分にはMF堂安律(SCフライブルク)が追加点を奪っている。

 試合を優位に進める森保ジャパンだが、攻撃面では課題も露呈。スタメン出場の小川が前線でボールを収めるシーンがほとんど無いほか、MF守田英正(スポルティングCP)など中盤からのスルーパスにタイミングが合わない。

 それだけに、槙野氏も日本代表のストライカー陣について「小川がなかなかボールに触れていない」と指摘。つづけて「上田や細谷は、センターフォワードとしてボールを引き出せない」と、他選手の改善点も指摘している。

 この槙野氏の指摘を受けて、X上では「槙野さん、しれっと細谷をディスったね」「突然、細谷のことを批判するのかよ…」「突然の細谷批判は良くない」などと、驚きの声や批判が湧き起っている。

 今年1,2月のAFCアジアカップで準々決勝敗退という結果に終わった日本代表。同大会では上田が4ゴールを挙げた一方、FW前田大然(セルティック)、FW浅野拓磨(無所属)、細谷がノーゴールと不発。代表OBの田中マルクス闘莉王氏がFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)の再招集を求めるなど、日本サッカー協会(JFA)や森保一監督によるストライカーの選考に苦言を呈していた。