鎌田大地 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月6日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選でミャンマーと対戦。前半17分にFW中村敬斗(スタッド・ランス)のミドルシュートから先制ゴールを奪ったが、日本代表OBの前園真聖氏がゴールシーンでMF鎌田大地(ラツィオ)のプレーにほとんど言及しない解説陣(槙野智章氏、大久保嘉人氏、北澤豪氏)に注文を付けている。

 日本は序盤からポゼッションを握る中、左サイドを中心とした攻撃を展開。ミャンマーを自陣に押し込むと、17分に鎌田が自陣センターサークル付近から左サイドの広大なスペースへ斜めのスルーパスを供給。中村がスペースでパスを受けると、ドリブルでペナルティエリアに侵入。最後は得意の右足を振りぬき、グラウンダー性のシュートからゴールネットを揺らした。

 このゴールシーンを受けて、Xでは「鎌田のパス」がトレンド入り。「鎌田のパスが凄い」「鎌田調子良さそうだな」と同選手への称賛が相次ぐ一方、槙野氏や大久保氏は中村のシュートに注目していた。

 そんな中、前園氏はXで「中村の決定力はもちろん、鎌田のパスで決まりだね!中央で受ける時に中村のランニングをすでに見えていてのタイミングでパスを出していた!」と、鎌田のプレーを絶賛。その上で「ゴールもそうだけど、鎌田のプレーをもう少し言ってほしいね」と、槙野氏らに厳しいメッセージを送っている。

 ラツィオでマウリツィオ・サッリ元監督のもと、ベンチスタートが続いていた鎌田だが、今年3月以降は出場機会が増加。イゴール・トゥドール前監督のもと、ボランチでコンスタントにプレーしていただけに、ミャンマー戦で採用された「3-4-2-1」の中盤でも本来のパフォーマンスを発揮している。