レニー・ヨロ 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が、リール(フランス1部)に所属するU-21フランス代表DFレニー・ヨロ(18)の獲得に興味を持っているようだ。

 2017年にリール下部組織へ加わったヨロは、190cmのリーチを生かした深いタックルや高いビルドアップ能力を併せ持つセンターバック。2022年5月に16歳6ヶ月1日という若さでトップチームデビューを果たすと、今季もここまで公式戦44試合に出場して3ゴールを記録した。

 イギリス『メトロ』によれば、在籍3年間で通算95試合に出場した元フランス代表DFラファエル・バランが契約満了に伴い今季限りで退団したユナイテッドが、市場価値を上回る移籍金6000万ユーロ(約101億9000万円)のオファーを準備している模様。ユナイテッドの首脳陣はすでに選手サイドに接触しているとのことだ。

 ただ、リールと来夏に契約満了を迎えるフランス人DFにはレアル・マドリード(スペイン1部)も強い関心を示している模様。マドリードでのプレーを夢見ている同選手の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏にスペイン王者は今夏の補強計画が決定するまで待つように求めたという。

 また、パリ・サンジェルマン(PSG)やリバプールも関心を示しているというヨロに関して、「レニーは来年、ヨーロッパでも最高のクラブに所属すると信じている。彼が16歳のときから、我々は一緒に働いている。彼はとても野心的だが、非常に規律正しい人間だ」現代サッカーにおいて、彼が世界最高のセンターバックの1人になることに何の疑いもない」と、リールのパウロ・フォンセカ監督は太鼓判を押している。