ミラン(イタリア1部)が、ローマ(同1部)でプレーするベルギー代表FWロメル・ルカク(31)の獲得に興味を持っているようだ。
3シーズン前にはセリエA制覇に導いたステファノ・ピオリ監督が退任したミランは、今季も公式戦47試合で17ゴール9アシストを記録するなど、在籍3年間で通算132試合の出場で49ゴール20アシストを記録したフランス代表FWオリビエ・ジルーの退団が決定。そのため、ストライカー獲得が急務となっている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、パウロ・フォンセカ監督の就任が間近に迫っているミランは、ルカクのレンタルに向けた情報を保有権を所持するチェルシー(イングランド1部)に求めたという。ローマとのレンタル期間が今夏に満了する同選手だが、チェルシーに残ることはなく、夏に移籍する見込みのようだ。
ただ、チェルシーが再びレンタル移籍を受け入れるつもりはなく、完全移籍での売却を目指しているとのこと。また、インテル(イタリア1部)時代に共闘し、ナポリの新指揮官に就任したアントニオ・コンテ監督も獲得を望んでおり、すでに話し合いを行なっているようだ。
2019年夏に加入したインテルで結果を残したルカクは昨夏に当時のクラブ史上最高額でチェルシーへ復帰するも、金額に見合った活躍を披露することはできず。インテルにレンタルで復帰すると、今季はローマに加わり、公式戦47試合で21ゴールを記録していた。