浦田樹(写真左) 写真:Getty Images

 かつてジェフユナイテッド千葉、FC琉球、ギラヴァンツ北九州でプレーしていたDF浦田樹が、2023/24シーズン限りでスロベニア1部NKマリボルを退団した模様。同選手の移籍先について、現地メディア『フットボール・プラネット』が今月5日に報じている。

 現在27歳の浦田は千葉の下部組織出身であり、2018年にU21日本代表の一員としてAFC U23選手権に参戦した実績の持ち主。ブラジルのPSTCやFC琉球、北九州を経て、2019年に欧州挑戦。ウクライナ1部ゾリャ・ルハーンシク、クロアチア1部NKヴァラジュディンなどでプレーした後、昨年6月にマリボルと1年契約を結んでいた。

 マリボルの一員として迎えた2023/24シーズンは、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選で全6試合に出場するなど、序盤から左サイドバックでのスタメン起用が続いていた浦田。しかしスロベニア1部リーグでは36試合中10試合のスタメン出場にとどまったほか、今年4月以降は出番なし。チームが今年2月18日のリーグ戦を最後に無敗と優勝争いを繰り広げる中、構想外の扱いを受けていた。

 すると、『フットボール・プラネット』は「浦田はマリボルを退団した。彼の移籍が関係者全員にとってベストであるという判断が下った」とリポート。記事では移籍先について「マリボルからオファーが届く前にプレーしていた場所へ戻る。予期せぬ事態が起こらない限り、再びヴァラジュディンのユニフォームを着ることになるだろう」と綴られているため、Jリーグ復帰の可能性は低いとみられる。

 なお、浦田本人は先月30日にX(旧ツイッター)を更新。「シーズンも終わり日本に帰国し、数日が経ちました」とし、日本でのサッカー再開を報告している。2021/22シーズンにヴァラジュディンをクロアチア1部昇格に導いただけに、古巣で再起を図ることになるのか注目が集まる。