かつて柏レイソルでプレーしていたケニア代表FWマイケル・オルンガは、現在アル・ドゥハイルSCでプレー。カタール1部リーグでもゴールを量産する中、スウェーデン3部所属クラブを買収する計画が報じられている。
ケニアメディア『TUKO』が今月4日に伝えたところによると、オルンガは自身が設立したアカデミーである『マイケル・オルンガ財団アカデミー』を通じて、スウェーデン3部AFCエシルストゥーナに5000万ケニアシリング(約6000万円)を投資するとのこと。同クラブは数百万ケニアシリングの負債を抱えているという。
またオルンガは買収の目的に、アカデミー所属選手やスウェーデン国内クラブの選手育成を掲げている模様。同選手の年俸が195万ポンド(約3億9000万円)と買収額の6倍以上であるほか、純資産360万ドル(約5億6000万円)を保有。記事では「純資産のおよそ10%であり、投資は容易だ」と綴られている。
柏在籍時にJ1リーグ得点王とMVPに輝いた実績を持つオルンガ。2020年12月に柏からアル・ドゥハイルへ完全移籍すると、アル・ドゥハイルでも加入1年目から絶対的ストライカーとして活躍。2022/23シーズンにカタール1部で22ゴールと、2シーズン続けて得点王のタイトルを獲得すると、今季もリーグ戦18試合の出場で15ゴールをマーク。『TUKO』が「彼は2021年にアル・ドゥハイルと3年契約を結んだ」と伝えていることから、今夏移籍の可能性も考えられる。
なお、AFCエシルストゥーナは元サンフレッチェ広島、ファジアーノ岡山所属選手であるDF高橋壮也の古巣。2019シーズンを最後にスウェーデン1部リーグの舞台から遠ざかっており、2023シーズンに2部で最下位に終わり3部降格。今季はここまで11試合を戦って2勝5分4敗と、首位から勝ち点20差の11位に沈んでいる。