今年度、全国10を超えるトレイルランニングレースで携行義務化

「第2回 奥武蔵ロングトレイルレース」ロング(105K)コースの必携装備品に「ココヘリ」が指定

トレイルランニングレースでの携行の義務化について

ココヘリは、17万人が利用する山岳遭難捜索サービスです。ユーザーは専用の電波を発信する発信機を持つことで、山岳遭難時に発信機と受信機の「直接通信」を用いて位置を特定され、捜索時間を大幅に短縮できます。


ココヘリは今年度、「第2回 奥武蔵ロングトレイルレース」をはじめ10を超えるトレイルランニングレースで携行が義務化されました。トレイルランニングは、登山よりもスピードが速いため、ランナーがいつの間にかレースコースから外れる可能性が高いです。またコースが長距離かつランナーへの負荷も高いため、急な病気や怪我で動けなくなくなり、山岳遭難につながるといった不測の事態も想定されます。こうした事態への備えとして、ココヘリの高い機能が評価されました。



「奥武蔵ロングトレイルレース」について

今年で2回目の開催となるトレイルランニングレースです。種目はロング(105K)コースとショート(35K)コースの2つ。ココヘリは第1回大会で各コースの推奨装備品として指定されました。今年度はロングコースで必携装備品、ショートコースで推奨装備品として指定されています。

  • 大会ウェブサイト https://okumusashi105k-race.com/



山岳遭難の現状

日本の山岳遭難は増加傾向にあります。2023年7月と8月の遭難統計によると、発生件数は738件、遭難者数は809名と、統計を取り始めてから最も多くなりました。年間の山岳遭難件数も年々増加し、令和4年度には3000名を超えました。これは、登山人口の増加や、登山者層の高齢化が理由と考えられます。

  • 警察庁ホームページ「山岳遭難・水難」 https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/sounan.html



今年度、ココヘリを携行義務化したトレイルランニングレース

  • ハセツネCUP    https://www.hasetsune.jp/topics/20240516.html  

  • 奥武蔵ロングトレイルレース     https://okumusashi105k-race.com/  

  • DEEP JAPAN      https://www.deepjapanultra.com/    

  • The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉        https://s-mountain.com/nozawa/

  • TJAR  https://www.tjar.jp/index.html 

  • 白馬国際クラシック        https://s-mountain.com/hakuba/  

  • 上州武尊スカイビュートレイル     https://skyviewtrail.com/

  • Niseko Expedition  https://nisekoexpedition.jp/

  • カムロトレイルラン        https://www.kamuro-trail-running.com/

  • 甲州アルプスオートルートチャレンジ        https://kousyu20171119.jimdofree.com/



会社概要

AUTHENTIC JAPAN株式会社

代表取締役社長:久我 一総

本社:福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15-4F

URL:https://www.authjapan.com/

事業内容:山岳遭難対策制度「ココヘリ」などの展開



「ココヘリ」とは

「ココヘリ」は会員に専用の電波を発信する発信機を貸与し、山岳遭難時に受信機を持った民間提携ヘリコプターを始めドローンや民間地上捜索隊を出動させ、発信機と受信機の「直接通信」を用いて登山者の位置を特定することで、捜索時間を大幅に短縮できるサービスです。


遭難が発生するような山岳地帯ではスマートフォンの電波が届かないことが珍しくありません。ですが、「ココヘリ」は携帯電話の通信網に頼らない「直接通信」なので、山岳地帯での迅速な捜索が可能となります。こうした「命を守る」ことへの高い性能が登山家に強く支持され、会員数は17万人を超えるまでに達しています。



代表取締役 久我 一総の略歴

1978年 福岡生まれ。西南学院大学を卒業後、パナソニック株式会社に入社。英国子会社へ出向。帰国後、商品企画部門に異動し、北米向けの無線機器を企画。 2012年同社を退職し、AUTHENTIC JAPAN株式会社を起業。