「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」を展開する米国のラルフ ローレン コーポレーション(Ralph Lauren Corporation)は5月23日、2024年3月期の通期連結決算を発表した。売上高は66億3100万ドル(約1兆410億円*、前年比2.9%増)、営業利益は7億5600万ドル(約1186億円、同7.4%増)、当期純利益は6億4600万ドル(約1014億円、同23.6%増)だった。
ホリデーシーズンに500万人以上の新規顧客を獲得するなど、既存店売上高が前年比6.0%増と好調を維持し、売上高が拡大した。また、全豪オープンのスポンサーシップを始め、米国のカントリー歌手のリーバ・マッキンタイア(Reba McEntire)やビヨンセ(Beyonce)などとの取り組みにより、SNSのフォロワーが2桁台で増え、購買意欲の刺激に繋がった。
地域別での売上高は、北米が前年比で2.0%減となる30億ドル(約4710億円)だったものの、欧州が同7%増となる20億ドル(3140億円)、アジアは同10%増となる16億ドル(約2512億円)と成長をキープした。
創業者でエグゼクティブ・チェアマン兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのラルフ・ローレン(Ralph Lauren)は、「我々のブランドは、つねに人々が夢の人生を生きるよう刺激を与えてきました」と、述べている。
2025年3月期の通期業績は、売上高は前年比で約2〜3%増を予想している。
*1ドル=157円換算(6月1日時点)
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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