実際にWF-1000XM4のバッテリーを交換してみる!

それでは、必要な部品や工具が揃ったところで、実際にWF-1000XM4のバッテリーを交換してみましょう。

まずは、WF-1000XM4を開封するには、本体の継ぎ目にオープナーを差し込んで“力技”で開けるしかありません。

実はこのイヤホンを開けるというのが、今回の作業のいちばんの山場になります。非常に力がいる作業なので、怪我をしないように軍手などをして行いましょう。

次に、金属製のギターピック状のオープナーをソニーのロゴ近くの分割面に差し込み、イヤホンを空けます。

上下がケーブルで繋がっているので基盤部分を分離しますが、まだ通電しているので、必ずプラスチック製のヘラを使って剥がしましょう。

続いて、フラットケーブルを引き抜き、基盤を剥がします。ここもまだ通電しているので、プラスチック製のヘラで剥がしましょう。

基盤を剥がすとバッテリーが見えるので、ピンセットで引き上げ、新品のバッテリーと交換します。

あとは、これまでと逆の手順で元に戻すだけで完了です。バッテリーの電極は、上下がしっかりと圧着されている状態で接触する構造なので、隙間ができないように瞬間接着剤などでしっかり固定しましょう。固まるまではテープなどで固定しておきます。

WF-1000XM4のバッテリーを交換する手順

ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
イヤホン本体に傷をつけたくないので、最初にマスキングテープで本体を保護します(筆者撮影)画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
次に「Wave Profesional(6品セットS)」に入っている、オープナー(金属製のギターピック状)をソニーのロゴ近くの分割面に差し込みます。分割面に垂直に押し込みましょう(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
イヤホンが開いたら上下でケーブルが繋がっているので、基盤部分を分離します。まだ通電しているので、必ず「Wave Profesional(6品セットS)」に入っているプラスチック製のヘラを差し込んで、テコの原理で剥がしています(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
続いて、フラットケーブルを引き抜きますが、ケーブルが差し込まれているソケットの黒い部分でロックされているので、これを爪楊枝などで跳ね上げましょう(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
ロックを解除したら、ソケットから出ているケーブルの太い部分をピンセットでつまんで引き抜きます。このときケーブルが断線しないように、まっすぐ引き抜きましょう(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
ケーブルが外れたら基盤を剥がします。ここも通電しているので、先ほどのプラスチック製のヘラで剥がしましょう。この基盤の裏側にバッテリーの電極があるので、折らないように注意が必要です(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
基盤が剥がれるとバッテリーが見えるので、赤い枠がない部分に先曲ピンセットを押し込んで、引き上げます(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
これでバッテリーを外すことができました。Amazonで購入した「EEMB LIR1255 充電式バッテリー」と入れ替えましょう(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
こちらが新品のバッテリーに交換した状態です。入れる向きは、見えているこちら側がマイナス、裏がプラスになりますので、絶対に間違えないようにしましょう(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
ここまでできたら、あとは逆の手順で元に戻すだけです。バッテリーの電極は上下がしっかりと圧着されている状態で接触する構造なので、隙間ができないように瞬間接着剤などで固定します(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

修理がうまくいったのか確認してみよう!

バッテリーを交換したら、イヤホンが正常に動作するか確認してみましょう。

最初に、両方のイヤホンを充電ケースに戻して充電してみます。次に、両方のタッチセンサーを5秒間長押ししてリセットしましょう。

そして、イヤホンを取り出して正常にペアリングモードが起動すればバッテリー交換はほぼ成功していると判断できます。

修理したイヤホンの動作を確認する手順

ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
写真右側が修理後のイヤホン。マスキングテープで固定したままですが、充電ケースに入れて充電することができました(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)
ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
WF-1000XM4を充電ケースに入れて左右両方のタッチセンサーを長押しするとリセットできます。これでスマホとペアリングできます(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)

スマホとBluetoothで接続できたら、専用アプリでバッテリー残量を確認してみましょう。ここでバッテリー残量が100%になっていれば、バッテリー交換は完ぺきに成功です。

しかし、1点不思議なことが起こりました。実はアプリで認識されているイヤホンの色が、最初は白だったのに黒に変わっていたのです。

もちろん、正常に使用できるので何も問題はないのですが、アプリ側でイヤホンの色をどのように認識しているのか、ちょっと気になりました。

ソニー「WF-1000XM4」の消耗したバッテリーを自分で交換してみた − 費用はメーカー修理の1/6程度!
以前の状態では、バッテリーが74%までしか充電されませんでしたが(左写真)、修理後はしっかり100%まで充電されています(右写真)。しかし、なぜかアプリでは色が白から黒に変わっていました。なんで……!?(筆者撮影)(画像=『オトナライフ』より 引用)