最高水準のカーカルチャーを提供し、毎年絶対的なハイライトとなる「フオリ・コンコルソ」

2024年の5月最終週の週末、コモ湖の西岸で今年で5回目となる「Fuori Concorso (フオリ・コンコルソ)」が開催された。今年のモットーは「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」だった。

このテーマに沿って、ポルシェは「ヴィラ・デル・グルメッロ」の温室にカーカルチャー愛好家を招待した。パーソナルなタッチを加えるための幅広いオプションで知られるポルシェは、この建築の宝石を、ユニークなフラワーインスタレーションが施された特別な展示スペースに変身させたのだ。

毎年のハイライト

ブリティッシュ・レーシング・グリーンは、イベント主催者である「ラルスミアーニ」の3代目オーナーであるグリエルモ・ミアーニ氏が今年のフオリ・コンコルソに選んだモットーだ。コモの中心部から徒歩数分の華やかな邸宅を囲む敷地には、今年も多くのスポーツカーファンが集まった。

「フオリ・コンコルソは、最高水準のカーカルチャーを提供し、毎年私たちにとって絶対的なハイライトとなります。今年は、印象的に整備された公園とその背景を利用して、厳選された特別な車とユニークな展示品を来場者に紹介したいと考えました」と氏は話す。

このイベントのモットーである「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」は、ポルシェの「カラー・オブ・チョイス」プログラムにも長年採用されている象徴的な色であり、展示の舞台でもあることから、個性的なクラシックの専門家たちはクルマ、展示物、温室を印象的なフラワー・インスタレーションと組み合わせることで、完全なアート作品を作り上げることを思いついたようだ。

温室の前庭では、既存の車両の塗装の一部を見ることができた。そこに展示された2台の電気自動車「マカン ターボ」と「タイカン4S」は、それぞれバルナートグリーンとオークグリーンメタリック・ネオをまとっていた。そして「911ターボS(タイプ992)」はアベンチュリングリーンメタリックだった。

992のヘリテージ・デザイン・パッケージ・クラシック装備の組み合わせや、ドアエントリーガードやフロアマットのパーソナライズされたディテールなどにより、ポルシェのカスタマイズオプションがいかに充実しているかが物語られた。

たとえば、ルーフテント、シューズ&バッグオーガナイザー、ルーフバスケット用のウォーターキャニスター、そしてもちろん、最も忠実なパートナーである愛犬のためのラゲッジコンパートメントボックスなどである。

緑よ、永遠に! ポルシェ、「フオリ・コンコルソ2024」に参加
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
緑よ、永遠に! ポルシェ、「フオリ・コンコルソ2024」に参加
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
緑よ、永遠に! ポルシェ、「フオリ・コンコルソ2024」に参加
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

「今年もポルシェが来てくれてうれしかったです」と語るのは、イベントの創設者であり、主催者でもあるグリエルモ・ミアーニ氏だ。「私たちのイベントのモットーを、ドイツらしいクリエイティブな方法で、多面的な色合いのグリーンで表現してくれただけでなく、さまざまなモデルで表現してくれたことは、個人的にとても印象に残っています」

プレゼンテーションの最後を飾ったのは、『ポルシェ クラシックマガジン オリジナル』の特別な演出だった。これまでに発売された全9号が、雑誌に掲載されたオリジナルのスペアパーツと一緒に温室ギャラリーに展示されたのだ。

各号のカラーコンセプトと温室の柱や建築からインスピレーションを得た専門家たちは、細部にまで細心の注意を払った。来場者には、もちろん”Fuori Concorso”のスタンプが押された最新号の『オリジナル 09』がプレゼントされた。

緑よ、永遠に! ポルシェ、「フオリ・コンコルソ2024」に参加
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

【関連記事】
【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ