パンツ専業「インコテックス」、ジャケット専業「モンテドーロ」、ニット専業「ザノーネ」、シャツ専業「グランシャツ」これら4つのブランドはそれぞれ「スローウエア」というグループ企業の1ブランドです。世界の主要都市に30以上の旗艦店を構えるセレクトショップでもある、この「スローウエア」、もちろん戸賀編集長も愛用しています。

「スローウエア」という“スタイリスト”を活用

いつでも着こなしがうまくいくスローウエアスタイル
(画像=『JPRIME』より 引用)

▲ モンテドーロ / 2B ネイビージャケット ¥137,500(税込)
▲ ザノーネ / ポロシャツ ¥33,000(税込)
▲ インコテックス / ガーメントダイ コットンパンツ ¥41,800(税込)

“ソロパンタローネ(パンツ一筋)”で知られる「インコテックス」は、言わずと知られたイタリアパンツを代表するブランド。90年代の日本に美脚パンツブームを巻き起こし、もちろん戸賀さんも何本もお持ちです。「モンテドーロ」は、かつてイタリアを代表するメゾンのジャケットを手掛けていた技術力の高いファクトリーですし、「ザノーネ」はアイスコットンで知られるニットウェアブランドとして、世界中の一流セレクトショップが取り扱っています。

「インコテックスもモンテドーロもザノーネも、みんなベネツィア発のスローウエアというグループ傘下のブランドだね。海外の主要都市なら、どこも一番街にストアを構えているし、日本でも東京・銀座、大阪・梅田にショップがあるね。有名セレクトショップなら、ほとんどどこでも取り扱いがあるんじゃないかな。もちろんBRでも扱っているよ。これだけ人気の理由は、ハイクオリティなうえに他のブランドとも合わせやすいベーシックデザインだからだよね。もちろんスローウエアでまとめれば、間違いないコーデが出来上がるよね」

ジャケットは某メゾン、パンツはこちらのファクトリーブランド、ニットは人気のセレクトショップで買い揃えてコーディネートしてみたら、カッコいいもののどこか物足りないなと思ったことはありませんか?そんなとき、「スローウエア」のブランドで揃えれば、失敗することはありません。

「自社ブランド内でスタイリングしてくれるのがスローウエアのグループブランド。インコテックスのパンツとモンテドーロのジャケット、インにザノーネのニットは、どれを合わせても、いい具合にハマるんだ。それって、スローウエアが“スタイリスト”の役割を果たしているってことなんだよね」

ガーメントダイのコットンパンツはオーガニックコットンを使用したギャバジンストレッチ。製品染めによる穿き込んだ風のこなれ感がいい塩梅です。ここに強撚糸を使用したアイスコットンのポロ、バスケットジャージーのジャケットは着心地快適なうえに皴になりにくく機能的。こんなコーディネートが簡単に揃うのがスローウエアスタイルの強みなのです。

スローウエア内ならどんな組み合わせも自由自在

いつでも着こなしがうまくいくスローウエアスタイル
(画像=『JPRIME』より 引用)

12ゲージのクレープコットンニットは、涼感もあって心地よい肌触り。ここにスーパー100’sトロピカルウールのトラウザースはトレンド感あるテラコッタカラーを合わせました。

「シンプルなコーデだけど、ニットとパンツの質感のマッチが最高。ザノーネとインコテックスは、ニット&スラックスのスタイリングでは最上級の組み合わせができるコンビネーションだね。素材がめちゃくちゃ良いから、スタイリングが優雅に見える点は他ではちょっと醸せないものがある」

戸賀編集長によれば、スローウエアのどのブランドから、どのアイテムを選んでも、なんとなく合わせるだけでサマになったり、カラーリングを意識しなくてもいい感じにまとまって見えるのが、最大の魅力なのだそう。カラーリングやシルエットのニュアンスが、シーズンごと絶妙にまとまっているのだそうです。

「不思議なんだけど、例えばここでニットがブラウンでパンツがグリーンでも、色のトーンがいい具合にまとまる。スローウエア内でコントロールしてるんじゃないかって思うぐらい、各ブランドのバランスがいいんだ。別々のブランドなんだけど、ちゃんと統制がとれている。こんなグループブランドって、他にないんじゃないかな?」