シュタルフ悠紀監督 写真:Getty Images

 タイメディアによると、U-20タイ代表のシュタルフ悠紀監督が電撃退任する見通しだという。シュタルフ監督は日本とドイツのハーフでドイツ(ボーフム)出身の39歳。過去にはJリーグでY.S.C.C.横浜や長野パルセイロを率いた経験もある。

 今年、U-20タイ代表はAFF U-19ユース選手権2024やAFC U-20アジアカップ2025予選という大きな大会を控えており準備を進めている。年初めに現体制下で行った2つの親善試合では、U-20インドネシア代表に2-1で勝利、U-20ウズベキスタン代表には1-1で引き分けていた。

 短期間で何度も監督が交代している同チーム。シュタルフ監督就任前は数々のJクラブを指揮しベトナム代表監督も務めたことのある三浦俊也氏(60)が2023年3月から10月まで監督を務めていた。

 昨年末の就任から約半年という短期間で同ポストを退くことになりそうなシュタルフ監督だが、今後は兼任しているU-20ブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)の指導に注力すると見られる。

 指揮官の電撃退任により新たな監督探しが急務となっているU-20タイ代表。タイサッカー協会(FAT)は近く新監督を任命する見通しだ。なお、同チームは今年7月にインドネシアで開催されるAFF U-19ユース選手権のグループステージで、マレーシア、シンガポール、ブルネイと同じグループCに入っている。