道の駅の特徴

北海道北東部に位置する美幌町は、大小合わせて60本以上の川が流れる自然豊かなまち。屈斜路カルデラの外輪山に位置する標高約525mの美幌峠は景勝地として知られており、多くの観光客が訪れている。雲海や星空鑑賞のスポットとしても人気がある。

『道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠』はR243の美幌峠の頂上にある道の駅。景勝地としても有名な美幌峠にあることから、国土交通省発表の『北海道「道の駅」ランキング景観部門』では6年連続1位に輝いたこともある。2022年4月にリニューアルオープンし「地域を食べる」をコンセプトにした道の駅となった。

ここに来たらまずは道の駅隣にある展望台へ行くことをオススメする。展望台では眼下に日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」を一望。さらに360度のパノラマビューで斜里岳や摩周岳など北海道らしい雄大な景色を堪能できる。展望台までは少し階段を上るが、この景色は必見である。

道の駅は1階に地産地消のグルメや買い物を楽しめる5つのテナントが入り、2階は展望休憩室となっている。レストランでは地場食材を使用した地産地消の料理を楽しめる。美幌産小麦を使った特注細麺の「山わさび醤油ラーメン」、美幌和牛や玉ねぎをふんだんに使用した「美幌和牛と玉ねぎのカレー」などが人気だ。ベーカリーは実業家の堀江貴文さんがプロデュースする「小麦の奴隷」が出店。名物のカレーパンやご当地ならではのパンなど、14~20種類の焼きたてパンを販売する。

美幌峠名物「峠の揚げいも」や熊笹ソフトを販売するテイクアウトコーナー、オリジナルブレンドコーヒーをいただけるコーヒーショップなど、ここならではのメニューが充実する。売店は、東京と札幌にあるセレクトショップの姉妹店ということで、道東各地の産品や、スパイス類、アパレル商品まで、こだわりの商品が約1000点ズラリと並ぶ。

道の駅が面するR243は、美幌から弟子屈へと抜けるメインルートで、美幌側はゆるやかなカーブ、弟子屈側はヘアピンカーブのあるワインディングを楽しめる。北海道内でも人気のツーリングコースで、道内道外ナンバー問わず多くのライダーが集まる場所だ。美幌峠の頂上にある道の駅では絶景と地産地消のグルメを満喫できる。ツーリングの目的地や食事や休憩での立ち寄りスポットとして最適だ。