古橋亨梧 写真:Getty Images

 日本代表落選のセルティック所属FW古橋亨梧には、一部で浦和レッズ移籍が噂されている。そんな中、セルティックOBのマーク・ウィルソン氏が、同選手の今夏移籍を予想。ブレンダン・ロジャーズ監督への批判も湧き起こっている。

 古橋の去就を巡っては、先月28日に日本の一部情報筋が「浦和は今夏、古橋の獲得を望んでいる」とリポート。イギリスの複数メディアが日本国内の噂を引用する形でこぞって報じる一方、セルティックの専門サイト『セルティック・スター』は29日に「信憑性の低い情報源」と反論している。

 ブンデスリーガやプレミアリーグ複数クラブからの関心も報じられている古橋だが、アンジェ・ポステコグルーからロジャーズへの監督交代により、序列低下が顕著に。今年2月以降はFWアダム・イダにスタメンを譲ることもあった。

 英メディア『HITC』で今月3日に掲載されたインタビュー記事によると、ウィルソン氏は「古橋がセルティックを退団しても驚かない」と私見を述べた上で、その理由について以下のように語ったという。

 「誰にもでも、そのクラブでの寿命があるし、売却するのに適切なタイミングがある。古橋にとって今夏移籍が正しいと言っているのではない。それがこのサッカー界のやり方なのだ。ロジャーズ監督は彼が経験してきたサイクルを見直したのかもしれない。確かにこの3年間たくさんゴールを決めたが、監督はそれ以上のもとを求めているかもしれない。価格が適切であれば、古橋を放出するだろう」

 ロジャーズ監督から“賞味期限切れ”という烙印を押された可能性がある古橋。同指揮官からの冷遇には、以前から日本国内で「セルティック監督はアジア人差別をしているのでは?」「ロジャーズの扱いが酷い」といった意見が挙がっている。

 なお、古橋とセルティックの契約期間は2027年6月まで。セルティックOBのクリス・サットン氏は今月はじめに英紙『デイリーレコード』のインタビューで「彼は来年1月に30歳になるので、セルティックは800万ポンド(約16億円)以上のオファーが届いたら、手放したいという誘惑にかられるかもしれない」と語っていた。