今月2日に結婚を発表した日本代表MF堂安律は、2023/24シーズンもブンデスリーガ(ドイツ1部)SCフライブルクの主力選手として活躍。今夏残留や契約延長の可能性が報じられる一方で、プレミアリーグ移籍の可能性もあるという。
堂安の去就を巡っては、ドイツ紙『ビルト』が先月27日に今夏移籍の可能性を報道。記事では「彼はシーズン後半戦で一気に調子を上げたが、フライブルクは来季欧州カップ戦出場権を獲得できなかった。彼は国際舞台でプレーしたいと考えており、退団を狙っている可能性がある」と綴られているが、関心を寄せているクラブは不明とみられていた。
そんな中、フライブルクのクレーメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)が堂安の去就に言及。ドイツ紙『キッカー』で今月3日に掲載されたインタビュー記事によると、同SDは「堂安には『あと1年このクラブで頑張ろう』と声を掛けた。そうすれば、我々としては何でもできる」と語るなど、契約延長の可能性を示唆。同紙は「2025年6月を超えて契約延長される」と綴るなど、現行契約が2年残っている可能性を伝えている。
またハルテンバッハSDは堂安をはじめフライブルク所属選手に対する他クラブからの関心について「8月にプレミアリーグのクラブが眠りから目覚めて、選手たちにとって信じられないような高額年俸のオファーを提示する。選手たちを惑わすんだ」と指摘。日本代表MFの今後について「我々がコントロールしている」と慰留の姿勢を打ち出している。
なお『キッカー』によると、クリスティアン・シュトライヒ前監督は今年1月の時点で堂安に「このままだと、どこにも移籍できないぞ」と発破をかけていた模様。前指揮官からのメッセージもあり、同選手はAFCアジアカップ敗退でチームに再び合流した2月以降、ほぼ全試合スタメン出場で6ゴールと結果を残している。