患者のモニタリング、治療結果の測定に活用
さまざまな健康状態の早期発見、監視、治療に役立つことが期待されるThe smarter solution EdgeのAI音声解析サービスは、医療に革命を起こす可能性を秘めている。
たとえば、喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)といった慢性疾患の患者を遠隔でモニタリングすることが可能に。患者の状態の変化を早期に特定し、迅速な介入と入院のリスク軽減につなげる。
また、臨床試験での新薬や治療法の有効性・安全性を監視する際にも役立つ。従来の主観的な測定よりも客観的かつ正確な測定ができる。
もちろん、音声の正確な識別のために、AIトレーニング用の大規模なデータセットが必要であること、そして患者データのプライバシーとセキュリティの確保などの課題もあるが、ヘルスケアにおけるメリットは大きいという。今後もThe smarter solution Edgeのサービスに注目していきたい。
(文・澤田 真一)