バイデン政権はウクライナ戦争が勃発してから一貫して、ウクライナ軍が米国製兵器を用いてロシア領内を攻撃することを認めないと宣言していました。しかし、ウクライナが戦場で劣勢を強いられる中、事実上のロシア領内攻撃の「奨励」することへ方針転換しようとしています。

ニュース分析:バイデン大統領は、ウクライナ戦争における最も重要な決定の一つとなるであろう決断、すなわち、ロシア領土への米軍兵器の発射禁止を撤回するかどうかという決断に向けて動いている。

バイデン大統領インスタグラムより

米国のブリンケン国務長官はウクライナとの「調整」次第では、ウクライナ軍によって米国製兵器がロシア領内に撃ち込まれるような事態が容認されると示唆しています。

ブリンケン氏曰く、現状の米国政府の方針としては、ロシア領内攻撃を「奨励」または「促進」しないというスタンスだそうです。しかし、裏を返せば、ウクライナ軍がロシア領土を直接攻撃することは既に「容認」されており、それが「奨励」される可能性が出現しているのが今現在の状況です。