柏レイソルは今月2日開催の明治安田J1リーグ第17節で、アビスパ福岡に0-2と敗北。試合後、ブラジル人MFマテウス・サヴィオとホームゴール裏のサポーターによるやり取りが話題に。侮辱行為にあたる可能性も指摘されている。
柏は先月22日開催のYBCルヴァンカップ 1stラウンド3回戦で福岡を下したが、その後は公式戦3試合で1分2敗。先月29日の横浜F・マリノス戦で0-4と敗れると、福岡戦でも26分にU23日本代表DF関根大輝のオウンゴールで先制点を献上。39分にも追加点を許すと、U23日本代表FW細谷真大を中心とした攻撃陣も不発に終わった。
試合後、柏の選手たちはゴール裏に向かい、ファン・サポーターへ挨拶。しかし、ゴール裏の前に整列した際、最前線に陣取っていた一部のサポーターがサヴィオに強い口調で二言三言発すると、同選手がエキサイト。一部からは「まだまだ足りないよ!」と選手を鼓舞する声も飛んでいる。
このシーンは、X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。「サヴィオに何言ったのか気になる…」「サヴィオが感情的になっている」などと、同選手に対する心配の声が挙がっているほか、「サポーターのハンドサインは、国によっては侮辱行為と捉えられるよ」「サポーターが暴言吐いたのでは」といった憶測も。一部からは「お金と時間を使ってるから文句言う権利あると思うな」「今の状況でサヴィオに文句言うとか正気じゃない」という批判も湧き起こっている。
サヴィオの柏に対する思いは特別だ。同選手は今年3月、ブラジルメディア『グローボ』のインタビューで「僕は柏で満足している。2026シーズン終了後まで契約は残っているし、ここを離れるつもりはないね。家族も日本の環境に慣れているし、ここでの生活は安定している。今はブラジルに戻ることは考えていないし、将来的にもその予定はないね」と語っていただけに、福岡戦の出来事を受けてサヴィオを擁護するコメントも多く見受けられる。