中村敬斗(写真左)と伊東純也(写真右) 写真:Getty Images

 日本代表FW伊東純也、FW中村敬斗らを擁するフランス1部スタッド・ランス。今年7,8月の日本ツアー開催がすでに正式決定しているが、この夏の移籍ウィンドウで日本人選手を獲得する可能性が浮上。現地では、日本代表DF菅原由勢(AZアルクマール)、MF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)ら5選手が候補に挙がっている。

 ランスの専門サイト『ランス・メディアフットボール』は今月1日に「ランスが日本ツアーの一環として、3人目の日本人選手獲得を検討している」とリポート。「ランスが獲得可能な日本人選手」として、以下のように綴っている。

 「町田浩樹はユニオンSGでコンスタントにスタメン起用されている。デュエルで非常に堅実な現代型のセンターバックだ。菅原由勢は間違いなくオランダ1部リーグでトップレベルだ。来年6月に契約満了を迎えるため、AZはフリー流出を避けるために、今夏放出を検討する可能性がある」

 「田中碧はデュッセルドルフの主力選手として活躍したが、今季惜しくもブンデスリーガ昇格を逃した。ランスの中盤で貴重な補強となる可能性がある。小川航基はNECナイメヘンで素晴らしいシーズンを過ごした。彼の成績(37試合出場で15ゴール)は、ランスの目に止まるほど十分だったかもしれない。上田綺世はフェイエノールトで適応できず、複雑な時間を過ごした。控え要員として扱われており、他クラブで再スタートを切る可能性がある」

 なお、ランスは7月24日にジュビロ磐田と対戦。その後は中2,3日で清水エスパルス、町田ゼルビア、ヴィッセル神戸と対戦する。スタッド・ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は先月下旬に「伊東が移籍してほしいという気持ちは一切ない。日本ツアー開催が決まっているからなおさらだ」と語っているが、果たして3人目の日本人選手を迎え入れることはあろうのだろうか。