黒田剛監督 写真:Getty Images

 町田ゼルビアは今月1日開催の明治安田J1リーグ第17節で、アルビレックス新潟に1-3と敗北。パリ五輪U23日本代表候補であるFW藤尾翔太とFW平河悠が好パフォーマンスを発揮した一方、黒田剛監督の振る舞いを巡り議論が白熱している。

 ネット上で話題になっているのは、1-3と町田2ビハインドで迎えた78分のシーン。新潟ベンチが交代カードを切る準備をする中、黒田監督は身振り手振りを交えながら選手に指示を与えた後、唾を吐いたのだ。

 この唾を吐くシーンが、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継動画が一部切り取られる形で、X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。新潟サポーターとみられるSNSユーザーによる投稿を受けて、「監督がそんなことするのか」「これはダメ」「日本のサッカーが強くならない理由」という声が湧き起こっている。

 ただ一方で、「人の良くない部分だけ切り取って、わざわざネットにアップするのか」「なぜ黒田監督だけ吊し上げるのか?」といった当該投稿に対する反対意見も。「DAZNの無断転載は規約違反」「違法アップロードは、権利者やJリーグに対してリスペクトを欠くだけでなく犯罪行為」といった投稿主への指摘も相次いでいる。

 Jリーグ公式戦では、選手やクラブ関係者による一部の振る舞いや、サポーターによる問題行為が度々話題に。ネット上で何度も「スタジアムに来ている子供たちにとって、良くない行為だ」という意見が挙がっているだけに、スタジアムにいる人々には「第三者に見られている」という意識がより一層求められそうだ。