アーセナル(イングランド1部)が、ナポリ(イタリア1部)に所属するナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(24)の獲得に興味を持っているようだ。
2020年夏にリールからナポリに加わり、高い身体能力を生かしたダイナミックなプレーや豊富なシュートバリエーションを武器に昨季のセリエAの得点王に輝き、クラブの優勝に貢献。今季は負傷による離脱がありながらもここまでリーグ戦A25試合で15ゴールを記録している。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオによれば、今夏にストライカーの補強を目指していたチェルシーがオシムヘン獲得に向けてローマにレンタル移籍中のベルギー代表FWロメル・ルカクの譲渡を盛り込んだ交渉を行っていた模様。しかし、交渉はうまくまとまらなかったようだ。
そのなかで、2年連続でプレミアリーグ2位に終わったアーセナルのミケル・アルテタ監督が獲得を希望しており、ナイジェリア代表FWの状況を注意深く見守っているようだ。昨年12月にナポリと契約延長をした同選手だが、1億2000万ユーロ(約104億7000万円)前後の契約解除金が盛り込まれており、今夏に退団するとの見方が強まっている。
なお、昨夏に33年ぶりのセリエA制覇に導いたルチアーノ・スパレッティ監督が退任したナポリは、リュディ・ガルシア監督がその後任として就任するも、成績不振で昨年11月に解任すると、その後はワルテル・マッツァーリ監督やフランチェスコ・カルツォーナ監督が指導するなどしたが、立て直すことができずに10位フィニッシュ。来季からはアントニオ・コンテ監督が就任するとみられている。