ヒッチキャリアは、キャンプや自転車、バイク、スキーなど、アウトドアが好きな人にとって、あると便利です。しかし、購入を検討したものの、多種多様な商品からどれを選べば良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。今回は、現役ファミリーキャンパーの筆者が2024年最新版のおすすめヒッチキャリア12選を紹介します。ヒッチキャリアの選び方から取り付け方法、注意点まで、幅広く解説し、自身にとって理想のヒッチキャリアを購入できるようにサポートしますので、ぜひ最後までチェックしてください。

ヒッチキャリアとは?
ヒッチキャリアとは?

ヒッチキャリアは、車の後部に取り付ける荷物を載せて運ぶための装置で、基本的には車に取り付けられた『ヒッチメンバー』と呼ばれる部品に接続して使用します。

ヒッチキャリアを利用することで、キャンプ用品、自転車、バイク、スキーなどの大型の荷物を車内に積むことなく、安全に運搬することが可能です。

メリットは以下のとおりです。

  • 乗車スペースを確保できる
  • 車内の汚れや傷の防止
  • 視界が確保できて安全
  • ルーフキャリアに比べて積み降ろしが楽
ヒッチキャリアは取り外しが容易で、使用しないときは外しておくことができ、さらに商品によっては、折たたんでコンパクトにしておくことも可能です。

アウトドアライフをより快適なものにしてくれる、便利なアイテムです。

ヒッチキャリアの選び方3ステップ
自動車保険の選び方

ここからは、ヒッチキャリアの選び方を、初めての方でもわかりやすいよう、3ステップで解説します。

①まずは使用目的で種類を選ぶ

あなたが何のためにヒッチキャリアを使用したいかを明確にすれば、おのずと選ぶべき商品は限られてきます。

  • キャンプなどのアウトドアアクティビティ
  • 自転車
  • バイク
  • スキー・スノーボード
それぞれに合ったヒッチキャリアを紹介します。


キャンプ等|カーゴラック
サイズが大きいかご型のキャリアで、荷物を積みやすいフラットなデザインが特徴です。

しっかりと固定すれば幅広いタイプの荷物を積載できます。

アウトドアであれば、キャンプや釣りなどで大きな荷物を運ぶ際に便利です。

その他、日常においても、車内に入れたくないゴミを置いたり、引っ越しの荷物を運んだりと、さまざまなシーンで活躍してくれる汎用性の非常に高いヒッチキャリアです。


自転車|サイクルキャリア
自転車を運ぶことに特化したキャリアで、一度に1台から複数台まで運ぶことができるものまでさまざまです。

さらに角度調節が可能で、自転車を積んだままリアハッチの開閉が可能な商品もあります。

ロードバイクやマウンテンバイクに対応しており、汚れた自転車を車内に入れずに済み、ルーフキャリアに比べて積載が楽なのが、サイクルハッチキャリアを選ぶ大きなメリットです。

自転車の形状に合わせて固定するため、走行中の安定性はとても高いです。


バイク|バイクキャリア
バイクを車で運ぶためのキャリアで、バイクの重量に耐えられるように頑丈に作られています

モトクロスやサーキットへ行く際に、自走で行きたくない場合や宿泊を伴う移動の際に活躍してくれるでしょう。

固定方法には、フロントホイールを固定するタイプや、フレームを支えるタイプなどがあります。

ヒッチメンバー自体も重く、バイクを載せると相当な重量となるため、ヒッチメンバーや車のフレームが、重さに耐えられるかには十分注意しましょう。


スキー、スノーボード|スキーキャリア
その名のとおり、主にスノーボード、スキーを運ぶためのヒッチキャリアです。

ほとんどの商品が、自転車を複数台固定できる設計となっており、防水性や耐寒性に優れています

雪がついたスキーやスノーボードを車内に入れなくていいので、車中を汚さずに済むことに加え、ルーフキャリアと比較すると積載が楽なのが、リアキャリアを選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。

②車のヒッチメンバーに合うサイズを選ぶ

ヒッチメンバーのサイズと、ヒッチキャリアの取り付け部分のサイズが合わなければ、安全に装着できません。

ヒッチメンバーには、2インチ(5.08cm)角と、1.25インチ(3.175cm)角のものが主流です。

車についているヒッチメンバーのサイズを確認し、適合する商品を選びましょう

取り付けが不安な方は、ヒッチメンバーと同じメーカーの商品を選ぶか、お店で相談することをおすすめします。

③素材で選ぶ|主にアルミ製かスチール製

アルミ製
軽い割に耐久性もあるのが特徴で、取り回ししやすく、長期間の使用に適しています

また、錆びにくいため、海辺や雨の多い地域での使用にも適しています。


スチール製
アルミより強度が高く、重い荷物を運ぶのに適しています。

価格は比較的手頃ですが、錆びやすいため定期的なメンテナンスが必要です。

商品によっては表面に錆びを防止する加工が施してあるものがあります。

おすすめのヒッチキャリアメーカー
おすすめのヒッチキャリアメーカー

ヒッチキャリア選びで困ったら、有名メーカーの商品を選んでおけば間違いないでしょう。

実際、市場にはこれから紹介するメーカーの商品が多く、安全性と品質は高いので、安心して使用できます。

それぞれの特徴について解説します。

YAKIMA(ヤキマ)

北米を中心にカーキャリアの圧倒的なシェアを誇るアメリカのアウトドアギアブランドです。

初心者からヘビーユーザーまで、多くのアウトドア好きに支持されています。

ヒッチキャリアにも強く、自転車、バイク、スキーなどあらゆるニーズに応えるラインアップ。

アメリカらしい無骨なデザインで、SUVやハイエースと相性抜群です。

CURT(カート)

アメリカを代表するヒッチメンバー、ヒッチキャリアブランドです。

商品のほとんどが本社ウィスコンシン工場で製造されており、made in USAにこだわっています。

かっこいい無骨なデザインは、アウトドアシーンに良く映えると好評です。

高品質な割に、比較的リーズナブルな商品も多いので、コスパ重視の方におすすめです。

TERZO(テルッツォ)

日本のカーアクセサリーメーカー『カーメイト』が手掛けるカーキャリアブランドです。

TERZOを選ぶ1番のメリットは、日本車との親和性が非常に高いことです。

ヒッチキャリアのラインナップは、リアドアに取り付けるタイプのサイクルキャリアのみですが、設置の手軽さが高い評価を受けています。

Allen Sports(アレンスポーツ)

1967年にアメリカで創業した、歴史あるサイクルキャリアブランドです。

5台もの自転車を積載できるものから、ヒッチメンバーがなくても自転車を固定できるもの、スペアタイヤに固定する商品まで、さまざまなサイクルキャリアを販売しています。

用途が自転車の運搬に限られているなら、絶対に検討すべきメーカーです。

THULE(スーリー)

北欧スウェーデンのカーキャリアメーカーです。

最大の特長は、やりすぎというくらいの安全テストをしていることです。

独自の厳しい審査を通過した商品は、安全性と耐久性に優れているため、カーキャリアブランドにしては珍しく、ほぼ全ての商品に製品保証があります

それに加え、北欧らしいハイセンスなデザインも人気の理由です。

金額を問わず、最高の品質と安全性を求める方にピッタリのメーカーです。

おすすめのヒッチキャリアの一括比較表
おすすめのヒッチキャリア12選
テルッツォ(Terzo)
Terzo テルッツォ (by PIAA) リア サイクルキャリア2台積み
17,232円〜(税込)
Terzo テルッツォ (by PIAA)  リア サイクルキャリア2台積み
ヒッチメンバーは必要なし!初心者におすすめのサイクルキャリア

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

スーリー(Thule)
THULE スーリー イージーフォールドXT 3台用
176,000円〜(税込)
THULE スーリー イージーフォールドXT 3台用
ロードバイクから電動自転車まであらゆる自転車を積載できる

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

スーリー(Thule)
Thule イージーフォールドXT 2台用
154,000円〜(税込)
Thule イージーフォールドXT 2台用
コンパクトに折りたためて持ち運びもしやすい

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

CURT
CURT カーゴキャリア 18109
16,000円〜(税込)
CURT カーゴキャリア 18109
アメリカらしい無骨なデザインがかっこいい

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

カーメイト(CARMATE)
inno イノー ルーフデッキ45 INA530
24,535円〜(税込)
inno イノー ルーフデッキ45 INA530
これ1つでヒッチキャリアにもルーフデッキにもなる2WAY仕様

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

CURT
CURT カーゴキャリア/ヒッチキャリアカーゴ 18153
24,800円〜(税込)
CURT カーゴキャリア/ヒッチキャリアカーゴ  18153
積載力抜群な深型カーゴラック

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

Yakima
YAKIMA ホールドアップEVO
76,300円〜(税込)
YAKIMA ホールドアップEVO
タイヤの太い自転車もがっちりホールド

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

Allen
Allen Sports サイクルキャリア イージーロードデラックス XR200
49,760円〜(税込)
アレンスポーツ(Allen Sports) サイクルキャリア イージーロードデラックス XR200
トレイタイプで安定感抜群なサイクルキャリア

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

Allen
Allen Sports ヒッチサイクルキャリア 552QR
24,979円〜(税込)
ALLEN SPORTS ヒッチサイクルキャリア 552QR
一度に最大5台の自転車を運搬可能

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

Yakima
YAKIMA ヒッチスキー
40,800円〜(税込)
YAKIMA ヒッチスキー
スキー6ペア、スノボ4枚を運べるスキーキャリア

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

WEIMALL
WEIMALL ヒッチキャリアカーゴ 130cm
12,500円〜(税込)
WEIMALL ヒッチキャリアカーゴ 130cm
コスパ重視の方におすすめのカーゴラック

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

WEIMALL
WEIMALL バイクヒッチキャリア
13,850円〜(税込)
WEIMALL バイクヒッチキャリア
気軽にバイクを運べるコスパの高いバイク用ヒッチキャリア

商品詳細はオリジナルサイトでご覧ください。

ヒッチキャリアの取り付け方法
ヒッチキャリアの取り付け方法

ここからは、実際にヒッチキャリアを取り付ける方法を解説します。

車にヒッチメンバーを取り付ける

ヒッチキャリアを利用するには、車に『ヒッチメンバー』というヒッチキャリアなどをつなぐアタッチメントを取り付ける必要があります。

そして、車の後部バンパー下やシャーシにボルトで固定します。

専門の知識と工具が必要なため、基本的には専門のショップやディーラーに依頼することをおすすめします。

ヒッチキャリアを取り付ける

取り付けたヒッチメンバーにヒッチキャリアを差し込み、ピンやボルトでしっかりと固定します。

取り付け後は、キャリアがしっかりと固定されているか、荷物を積んだ状態での安定性を確認してください。

ヒッチキャリアの注意点|道路交通法違反に気を付けよう
自動車保険の等級を引き継ぎできないケース【注意点】

ヒッチキャリアは、とても便利なアイテムですが、車にあったものを使用しないと道路交通法違反になってしまうケースがあり、注意が必要です。

以下3つのポイントに気をつけて、商品を選びましょう。

  • ナンバープレートを遮らない
  • 灯火類を遮らない
  • 車両の全幅を超えない(横にはみ出さない)
たとえば、ヒッチキャリア自体は問題なくても、荷物を積んだ際にナンバープレートやブレーキランプなどが見えなくなると、違反になります。

まとめ|おすすめのヒッチキャリアで、快適なアウトドアライフを!

今回はヒッチキャリアについて、選び方から注意点まで徹底解説し、有名メーカーとオススメ商品を紹介しました。

ヒッチキャリアは、主にアウトドアアクティビティにおいて、大きな荷物を運ぶ際に非常に便利なアイテムです。

この記事で解説した内容を参考に、自身に合ったお気に入りの商品を見つけてください。