マンチェスター・ユナイテッドが、チェルシー(同1部)に所属するイングランド人トレボ・チャロバー(24)の獲得に興味を示しているようだ。
チェルシー下部組織出身のチャロバーはイングランド複数クラブやロリアンへのレンタル移籍を経験して2021年8月にトップチームデビュー。今季は負傷の影響よりシーズン前半は棒に振ったが、終盤戦は空中戦の強さなどを武器にプレミアリーグ13試合に出場した。
イギリス『インデペンデント』によれば、今季のプレミアリーグ22試合に出場した元フランス代表DFラファエル・バランが契約満了に伴い今季限りで退団することから選手層がさらに薄くなるユナイテッドが獲得を検討している模様。ユナイテッドはさらなる成長が見込める25歳未満の選手を獲得したいと考えており、チャロバーは7月に誕生日を迎えるがそのプランに合うと考えているようだ。
また、ユナイテッドは昨年12月に株式の一部をジム・ラトクリフ卿に株式25%を譲渡したことから新体制に移行中。高額な給与で肥大化している現状を改善するために今夏は動いていくようだ。
その一方で、直近数回の移籍市場で大金を投じてきたチェルシーは、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)のルールを守るために、6月30日までにチャロバーかイングランド代表MFコナー・ギャラガーを売却する予定だという。チェルシーはチャロバーの移籍金を2500万ポンド(約49億9000万円)と見積もっているようだ。