ペットホテルが廃業の危機 - 2024年6月から「動物愛護法改正」が完全施行 - 救世主となりうる「シッターホテル」とは

ご家庭にプロのペットシッターを派遣し、飼い主不在時のペットのお世話やお散歩の代行を行うサービス「セワクル」を運営する株式会社ラニマル(本社 : 東京都港区、代表取締役 : クレーン 淳、設立:2021年5月)は、2024年6月に完全施行される「動物愛護法」の改正に伴い、6月1日からシッターの自宅でペットをお預かりするサービス「セワクルシッターホテル」を開始することを公表いたします。

「セワクルシッターホテル」https://sewakl.jp/sitterhotel/

飼育上限数の規制を強化「動物愛護法」の改正でペットホテルが廃業の危機に

「動物愛護法」とは、動物の健康、安全の保持のために適切な取り扱い方法を定めた法律であり、2020年7月に示された改正案にて一部業者の劣悪な飼育状況を改善するため、ブリーダーやペットショップらが飼養できる頭数の上限数や、飼養用のゲージの大きさの下限を変更することが決まりました。

しかし、ペット業界から「多くのペットが行き場を失う」「犬猫の殺処分が増える」「業者が廃業に追い込まれる」等の反対の声が広がりました。実際に、2021年に全国商工団体連合会(全商連)が実施した事業者アンケートでは、約6割の事業者が従業員増員を迫られて人件費が高騰するか、飼養している犬猫を大幅に手放さなければならなくなるという結果が示されました。

https://www.zenshoren.or.jp/2021/02/01/post-7734

そこで、飼育頭数の上限の改正は約3年間延期され、2024年6月から完全施行されます。しかし飼育スペースの大きさの規定変更などを含む今回の改正で、延期を受けてもなお従来のペットホテルは打撃を受け、廃業に追いやられる施設も少なくないことが予想されます。

ペットシッターのセワクルが「シッターホテル」を開始|シッターの自宅でペットを預かる新型ホテル

ペットホテルが廃業の危機 - 2024年6月から「動物愛護法改正」が完全施行 - 救世主となりうる「シッターホテル」とは

2021年からペットシッターサービス「セワクル」を運営してきたラニマルは、総会員6,,000人以上、顧客満足度97%を誇るペットシッティングの知見を生かし、6月に新しい形のペットホテル「シッターホテル」を開業いたします。

シッターホテルとは、従来の専用施設にペットを預け入れる形式のホテルとは異なり、動物関連資格を保持しているペットシッターが自宅を開放し、シッターの家でペットをお預かりするという新しい形式のホテルです。

詳細はこちら:https://sewakl.jp/sitterhotel/

◾️従来のペットホテルとはここが違う!シッターホテルを使うメリット3つ

1. 他の動物がいない環境でのびのびと過ごせる

多くのペットホテルでは、複数のペットを同じ空間で預かっており、預け入れられたペットは滞在時間を他の動物たちと一緒に過ごします。人見知りが激しいペットの場合、その空間に滞在すること自体がストレスにつながるケースも少なくありません。シッターホテルではペットが他の動物と一緒に過ごすことなく、のびのびと過ごせる環境が整っています。

2. 1日中ケージの中で過ごす必要がない

従来のペットホテルでは、預け入れられたペットたちは滞在期間中、基本的にケージの中で暮らすことになります。多くのペットにとって、狭いケージの中で長時間を過ごすこと自体が体に負荷がかかる行為となります。シッターホテルには、シッターの自宅でペットが自分の家と同じように広々と過ごせる環境があります。

3. 夜間もシッターと一緒に滞在できるため安心

ペットホテルや、動物病院に併設されているホテルの場合、夜間はスタッフが不在にしており、ペットのみで過ごしているケースがほとんどです。シッターホテルの場合は夜間もシッターがいるため、夜間の有事も安心です。

※夜間シッティングは対象外のエリアもございます。詳しくはサービスページよりお問い合わせください。