日本代表FW古橋亨梧の浦和レッズ移籍が噂されていることで注目を浴びているスコットランド1部セルティック。現地では古橋と同じく元ヴィッセル神戸所属選手のDF小林友希に、今夏セルティック退団の可能性が報じられている。
現在23歳の小林は、2022年11月に神戸からセルティックへ完全移籍も、加入1年目でレギュラー定着に至らず。そして今季はほぼ全試合でメンバー外と、トップチーム公式戦での出番はゼロ。一時期セカンドチームでプレーするなど、ブレンダン・ロジャーズ監督から構想外扱いを受けていた。
古橋の活躍もあり、スコットランド1部リーグ3連覇を果たしたセルティックだが、今オフは余剰戦力の放出に注力するという。英紙『デイリーレコード』は今月30日に「セルティックが移籍オファーを検討するであろう8選手。オ・ヒョンギュがパークヘッドでの大規模な人員整理を先導する」という見出しのもと、セルティック所属選手の去就を特集。小林について「他クラブからのオファーが届けば放出する見込みだ」と綴るなど、今夏退団が既定路線との見方を示している。
その小林には昨年11月の時点で神戸などJリーグ複数クラブからの関心が報じられていたが、Jリーグ復帰は実現せず。『デイリーレコード』が今年3月14日に「セルティックは鹿島アントラーズからの小林獲得オファーを拒否」と伝えると、『セルティック・クイックニュース』は、セルティックが小林の獲得オファーを却下したクラブに鹿島、横浜F・マリノス、フィンランド1部ヘルシンキ、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)のFCダラス、ソルトレイクを挙げていた。
Jリーグの第2選手登録期間は今年7月8日から8月21日まで。小林とセルティックの契約期間が2028年6月まで残っているだけに、セルティックが期限付き移籍のオファーを受け入れるかどうかが、同選手の去就を左右するかもしれない。