菅原由勢 写真:Getty Images

 日本代表DF菅原由勢は、今月29日開催のMF久保建英所属レアル・ソシエダ対東京ヴェルディの解説を担当。日本代表OBの槙野智章氏とともにインターネットテレビ局『ABEMA』の放送席に座ったが、オランダ1部AZアルクマール退団を明言したと、ネット上で話題になっている。

 視聴者の注目を集めているのは、73分に東京V所属FW木村勇大がソシエダ所属DFジョン・マルティンに倒されて、フリーキックを獲得した直後のコメントだ。ファウルの直後に中川絵美里さんからGKアイトール・フラガ、FWアンデル・バレネチェア投入のリポートが入ると、菅原は「バレネチェアさんとはやったことありますよ」と反応。「AZの時に、ソシエダと練習試合して。その時に、彼とバチバチにやり合いました。相当嫌な選手でした」と対戦時の印象を語ると、実況の下田恒幸アナウンサーは「この後出てきますので、また菅原さんにお話を伺おうと思います」と切り返した。

 すると、X上では「AZの時に」という発言が話題に。「AZの時に…って言い方したのが気になる」「なぜ過去形なんだろう」「もしかして喋りすぎた?」などと突っ込まれているほか、「今もAZ所属だと思うけど…移籍かな」「移籍先ほぼ決まっているのかな」と今夏移籍は確実という見方も広まっている。

 菅原はAZとの契約を来年6月まで残しているが、以前から今夏移籍の噂が絶えない。英メディア『スカイスポーツ』ドイツ版のフロリアン・プレッテンベルク記者は今月13日に「多くのクラブから問い合わせがある」として、MF三笘薫擁するブライトン、インテル、エバートン、ボルフスブルクの獲得リストに含まれている可能性を報道。MF遠藤航所属リバプールも移籍先候補に挙がる中、イタリアメディア『ASローマライブ』は28日、ローマが菅原の獲得にむけて情報照会を行った可能性を伝えていた。

 一方、AZのマックス・フイバーツTD(テクニカルディレクター)は今月22日にオランダ紙『デ・テレフラーフ』のインタビューで菅原放出の可能性を示唆。本人も以前からUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを望んでいる。AZで5年間プレーしてきただけに、すでに次のステップを見据えているかもしれない。