川崎フロンターレ所属の元U23日本代表DFファン・ウェルメスケルケン・際が、海外で高い評価を受けている模様。オランダ1部NECナイメヘン在籍時のスーパーゴールで脚光を浴びている。
ヴァンフォーレ甲府の下部組織出身であるウェルメスケルケンは、高校卒業と同時に渡欧。2022/23シーズンまでドルトレヒト、PECズヴォレなどオランダ国内の複数クラブを渡り歩いた後、昨年5月末からフリーの身に。10月末に入団テストを経てナイメヘンへ加入していた。
日本代表FW小川航基やMF佐野航大とともに、ナイメヘンで3か月近くプレーしていたウェルメスケルケン。今年1月17日のオランダ国内カップ戦ラウンド16のゴーアヘッド・イーグルス戦では、1-0で迎えた72分にボレーシュートから豪快にゴールネットを揺らすと、驚きのあまりゴール直後に両手で頭を抱えていた。
ナイメヘンの専門サイト『Forza NEC』は今月29日、同クラブの今季ベストゴール受賞者が、ウェルメスケルケンに決まったと発表。同サイト公式インスタグラムにおけるファン・サポーターの投票結果で、現川崎所属選手が57%とFWバス・ドストなど他選手に大差をつけたという。
スーパーゴールを置き土産に、川崎へ移籍したウェルメスケルケン。オランダメディア『TransfersNieuwsNL』が移籍金ゼロである可能性を報じる中、母国復帰後も今年2月17日に開催された「FUJIFILM SUPER CUP」(対ヴィッセル神戸)で決勝ゴールを挙げている一方、リーグ戦ではここまで6試合のスタメン出場にとどまっている。