クリセンシオ・サマーフィル 写真:Getty Images

 リバプール(イングランド1部)が、リーズ・ユナイテッド(同2部)に所属するU-21オランダ代表FWクリセンシオ・サマーフィル(22)の獲得に興味を持っているようだ。

 フェイエノールトでプロキャリアをスタートさせたサマーフィルは、オランダ複数クラブでのプレーを経て、2020年夏にリーズへ加入。スプリント能力の高さを生かしたドリブル突破を武器に今季はチャンピオンシップ43試合に出場して19ゴール9アシストを記録した。

 イギリス『サン』によれば、今季の活躍を受けてサマーフィルにはリバプールのほかに、チェルシー(イングランド1部)やウェストハム・ユナイテッド(同1部)、フラム(同1部)、ボーンマス(同1部)が目を光らせているようだ。そのなかで、現時点でチェルシーとリバプールが争奪戦でポールポジションに立っているようだ。

 また、3月からスカウトを派遣しているリバプールが最も具体的な関心を示しているとのこと。プレースタイルの多彩さなどが来季から指揮官に就任するアルネ・スロット監督が好む選手として挙げられており、獲得リストの上位に含まれているようだ。

 その一方で、今季のチャンピオンシップで3位フィニッシュしたリーズだが、1部昇格をかけたプレーオフでサウサンプトンに敗戦。来季も2部で戦うことになったことから、オランダ人FWの慰留は難しく、市場価値は3500万ポンド〜4000万ポンド(約70億1000万円〜約80億1000万円)だと考えているようだ。