オラ・ソルバッケン 写真:Getty Images

 ローマから浦和レッズへ期限付き移籍中のノルウェー代表FWオラ・ソルバッケンは、今月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対V・ファーレン長崎)でデビュー。今後の更なる活躍が期待される中、ここに来て欧州クラブからの関心が報じられている。

 浦和への期限付き移籍期間が今年6月末に満了を迎えるソルバッケン。ローマで2024/25シーズンの構想外とみられるだけに、同クラブの専門サイト『フォルツァ・ローマ』は今月16日に契約解除の可能性を報道。ソルバッケンとローマの契約期間が2027年6月までであることを伝えた上で、「この夏に彼の獲得を試みるクラブはほとんどない」と綴っていた。

 しかしスウェーデン紙『Sportbladet』が今月29日に伝えたところによると、同国1部マルメFFがソルバッケンの獲得に動いている模様。ローマが高額の移籍金を求めない場合には完全移籍で獲得する可能性があるものの、期限付き移籍での獲得が現実的だという。

 ソルバッケンは昨年1月にノルウェー1部FKボデ/グリムトからローマへ移籍も、わずか9ヶ月でギリシャ1部オリンピアコスへ期限付き移籍。そのオリンピアコスでは一時サイドバックで起用されるなど、リーグ戦5試合の出場で構想外に。今年1月にオリンピアコスを退団して浦和へ加入したが、コンディション不良により、しばらく公式戦での出番がなかった。

 長崎戦で来日デビューを飾り、26日の明治安田J1リーグ町田ゼルビア戦で初めてスタメンに名を連ねたソルバッケン。シーズン後半戦のキーマンに挙げる声も見受けられるが、スウェーデンの移籍ウィンドウが7月2日に開くのを前に、マルメFFの動向が気になるところだ。