ミュージックビデオを見て最初は「ああ、モデルさんが演出してるんだな」と思ったんですが、本人でした。かわいいやんけ。橋本環奈さんと清野奈々さんを足して2で割ったような感じ。そのルックスとは対照的に声は低めのアルトボイス。そのギャップにも惹かれました。

gingerはラブソングですが、うまく世の中を生きられない人に「そのままが大好きだよ」「そのままでいいんだよ」と応援するメッセージ性のある曲でもあります。マイペースなginger catのような女性に対し歌の主人公である男性は「野蛮なままでいてよ」と独特の歌詞で愛情を表現します。

2021年に発表したこの曲がメジャーなシンガーたちに注目され徐々に認知度が上がり2022年にメジャーデビューしました。さらに今年「関ジャム」で蔦谷好位置さんなどが注目アーティストとして紹介したことで一気に知名度が向上、活躍の場を広げています。

メジャーデビューしてからの曲も好きですが、インディーズ時代の曲も名曲がそろっています。

ミュージックビデオがどこかレトロ感を感じさせる「HONEY BOY」。どこか曲調が松任谷由実さんを感じさせます。タイトルが「downtown boy」に似ているからそれに引っ張られているのかどうかわかりませんが。おじさんには懐かしさを感じてささる曲です。

ブログのタイトル画像がベーコンエピなのなんで?と思った方もいるでしょう。それはTOMOOさんの曲の中で一番気に入っているのが「ベーコンエピ」だから。食べ物をタイトルにした曲は多いと思いますが、ベーコンエピをタイトルにした曲は初めてだと思います。

恋人が自分と同じでベーコンエピなことに喜びを感じ、固いベーコンエピを「ゆっくりでいいよ」と優しく言われながら噛みしめることで喜びを感じる。聴いているだけで恋愛の多幸感を味わえる曲です。

「撚(よ)れそうになっても右左つらねてゆける この道しか見えない」「繋いだ右手が笑えるほどパズルみたいだったこと」など歌詞の描写の中にもベーコンエピを思い起こさせるフレーズがちりばめられています。

緑黄色社会のいっせーまんさんがその才能の凄さを知るきっかけになったのが「恋する10秒」。

この曲の発表から4年後の今年5月22日、緑黄色社会さんとTOMOOさんは対バンライブを行い、緑黄色社会の長屋さんがこの曲をカバーしました。わたしもライブ参加していましたが緑黄色社会さんもTOMOOさんも大好きな私にとってこんな贅沢はありません。同い年の緑黄色社会さんの背中を追い続けてきたというTOMOOさんもうれしさでいっぱいだったと思います。

と、今回は旅行の話ではなく、単に私がいまTOMOOさんを推しているという話で終わります。このブログで旅行以外の話をするのは127回ぶりなので許してくださいね。

旅行に行くとき音楽をお供にすることもあると思います。そのなかのレパートリーにTOMOOさんも加えていただけたら嬉しいですね!

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年5月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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