【セキュリティ】深刻な脆弱性が発覚してもiPhone Xはサポート対象外?

先述したように、iPhone XはすでにiOS 17のアップデート対象外であり、最新のセキュリティアップデートもすべて受けられるわけではありません。しかしAppleは、システム上深刻な脆弱性が発覚した場合、アップデート対象外の機種であってもセキュリティアップデートを配信しています。

セキュリティの観点から考えると、iPhone XはiOSアップデート停止後も「しばらくは一応使える」状況が続くでしょう。とはいえ最新の端末よりもiPhone Xを優先して使う理由もあまりないとは言えます。

iPhone Xをサポート終了後も使い続けるのは危険?

ここまでの iPhone Xのサポート状況をまとめると、

・iOS:最新のiOS 17へのアップデートはできない(iOS 16まで利用可能)
・修理:まもなくビンテージ製品に分類される予定、修理が制限される
・セキュリティ:深刻な脆弱性が発覚した場合はおそらくアップデートされる

となっています。iOS 17のアップデート対象外となっていることから「iPhone Xをこれから購入する」ならおすすめできません。

一方で現在利用中の方の場合、iOS 17のアップデート対象外ではあるものの深刻な脆弱性への対応は行われるため、もうしばらく端末を使い続ける猶予はありそうです。

実はiPhone X発売の約1年前の2016年9月に発売されたiPhone 7も、まだビンテージ製品に追加されていません。スマホを長く使う人が増えたことや、スペアパーツを一定期間保証しなければならないフランスの消費者法の影響とみられます。

とはいえ、そろそろ機種変更を「考え始める」時期ではあるでしょう。名機「iPhone X」を現役でいまも使っている方は、セキュリティ周りにだけは気を付けつつ、新しい機種への乗り換えタイミングも少しずつ考えてみてくださいね。

参照元:iOS 16.7.8 および iPadOS 16.7.8 のセキュリティコンテンツについて【Apple】

※サムネイル画像(Image:DVKi / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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