【こっそりミームを教えます・153】韓国ドラマやK-POPの歌詞にもよく登場する「ウリ」。日本語に訳すと、「我々、私たち」という意味になる。韓国人は頻繁に「ウリ」を使って自分の身近な存在や母国を表現するが、それは情が深く仲間意識の強い韓国の文化を象徴しているといえる。今日はそんな韓国の「ウリ文化」について見ていこう。

韓国文化を象徴する「ウリ〇〇」って?意味が分かれば韓国ドラマをもっと楽しめる!
(画像=『BCN+R』より 引用)

韓国人は何にでも「ウリ」をつける?

 「ウリ文化」があると言われる韓国では、身近な存在に対して「ウリ〇〇」と呼ぶ。例えば「私のお母さん」と言いたいときではなくても、「お母さん」というだけのニュアンスで「ウリオンマ」と言ったりするのだ。

 家族だけではなく、恋人、友人、ペットなど、自分にとって仲の良い存在にはウリをつけるので、友だちの名前にも「ウリ〇〇」とつけて呼ぶこともある。推しに関しても、俳優や歌手のことを「ウリ〇〇」と呼ぶことも多い。

 さらに人物だけでなく、「ウリナラ」で韓国のことを指したり、自分の学校や会社などにも「ウリ」をつける。韓国人と韓国語で話すと「ウリ」が頻繁に出てくるので、いちいち翻訳すると意味が分からなくなる程だという。文法的な意味合いというよりは、単に愛着を持っているものに対してつけているようだ。

 韓国人が「ウリ」を多用する背景には、身近な人を大切にする仲間意識の強さが影響している。「ウリ文化」はそんな韓国人の国民性を象徴する単語といえそうだ。日本ではあまり馴染みのない文化ではあるが、身内や大切な存在への親近感を表すための言葉があるのは素敵なのかもしれない。(フリーライター・井原亘)

「ウリ文化」だけじゃない! 是非チェックしたいその他トレンドワード
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・サセン
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■Profile
井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている

提供元・BCN+R

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