日本代表MF鎌田大地には、プレミアリーグ(イングランド1部)クリスタル・パレス移籍の可能性が報じられていたものの、今月29日までにセリエA(イタリア1部)ラツィオ残留で合意に達した模様。選手側の要求が一部受け入れられたという。
鎌田とラツィオの契約延長交渉を巡っては、イタリア紙『ラ・レプッブリカ』が20日に破談の可能性を報道。これによると、ラツィオは年俸300万ユーロ(約5億1000万円)と現状維持による3年間の契約延長オプションを有していたが、選手側は300万ユーロから400万ユーロ(約6億8000万円)への引き上げと、単年契約締結を求めていたという。
また、イタリアメディア『カルチョメルカート』は28日にクリスタル・パレス移籍の可能性を報道。年俸500万ポンド(約10億円)の5年契約という破格オファーが提示されたとみられるだけに、ネット上では同クラブ移籍を推す声も挙がっていた。
しかし、ラツィオの専門サイト『ラツィオニュース24』は29日に「鎌田とラツィオは契約延長で合意に達した」とリポート。年俸は現状維持の300万ユーロ(税抜き)であるが、契約期間は1年で決着したという。また、欧州の移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏もXで「鎌田はラツィオとの新契約締結寸前だ」と投稿。クリスタル・パレスからのオファーを伝えた上で「彼はイゴール・トゥドール監督が率いるラツィオに留まることに満足している」と綴っている。