2018年、当時J2リーグ所属のFC岐阜(現J3)に所属したブラジル人FWミシャエル(28)。現在はブルガリア1部のPFCチェルノ・モレ・ヴァルナで活躍する中、自身の貧しくて大変だった幼い頃の生活を語った。
ミシャエルは2016年にブラジルのCAメトロポリターノ(当時1部)で初プロ契約を交わし、2018年から2019年にかけてFC岐阜でプレーするも、日本では2シーズンでわずか13試合出場2得点。2022年にポルトガル3部のSCプライエンセで欧州でプレーする夢を叶え、現在のブルガリアでの活躍に至る。
ブラジルメディア『UOL』にて「とても危ない界隈に生まれ、周りの人に麻薬を売るような人間になると思われていた」と語ったミシャエルは、子供の頃の生活について「必要なお金を得るために最終処分場で鉄、プラスチック、アルミニウムを分別していた。その場所でテントを貼り、火を起こし生活していたね。13歳で初めて50レアル(約1,500円)を稼ぎ、ビデオゲームで遊ぶことに使った」と明かした。
また、日本で暮らした日々については「トライアウトに参加し、ゴールを決めたことで契約を交わすことができた。実はブラジルを離れると思わなかった。プロになる夢はあったが、まさか日本のような豊かな国でプレーできるなんて。左、右、前、後などサッカーに使えそうな簡単な単語を学び、スーパーに行く時は”これをください”とものを差しながら買い物していた」と日常生活についてコメントをしている。
今2023/24シーズン、PFCチェルノ・モレ・ヴァルナでは12試合に出場し無得点のミシャエル。同クラブでの契約期限は2025年6月までとなっている。