鈴木唯人 写真:Getty Images

 かつて清水エスパルスでプレーしていた日本代表MF鈴木唯人は、デンマーク1部ブレンビーIFの中心選手として活躍。MF遠藤航所属リバプールなど複数クラブからの関心が報じられる中、ブレンビーが鈴木の去就に関する考えを変えたという。

 鈴木は昨年7月にフランス1部ストラスブールでの期限付き移籍期間満了により、一度清水へ復帰も、わずか1か月でブレンビーへ完全移籍。同クラブと2027年6月までの複数年契約を結んだ。すると、デンマーク挑戦1年目の今季にブレイク。チームは惜しくもリーグ優勝を逃したが、リーグ戦・プレーオフあわせて26試合の出場で9ゴール7アシストと結果を残した。

 パリ五輪出場断念の可能性も報じられている鈴木だが、すでにリバプール、トッテナム・ホットスパー、マンチェスター・シティ、シュツットガルト、バイエルン・ミュンヘン、ヴォルフスブルク、ウニオン・ベルリン、ホッフェンハイム、ソシエダ、ミラン、ナント、アヤックス、パルマ、KRCヘンクと、10以上のクラブが同選手の獲得に興味を示している模様。

 オランダメディア『Voetbal』は今月28日、デンマーク国内の報道内容を引用する形で「アヤックスが鈴木に関心を寄せている」とした上で、「ブレンビーは当初、鈴木の放出に消極的だったが、1350万ユーロ(約23億円)を超える史上最高額の移籍金はクラブの考えを変える可能性がある」とリポート。ブレンビーが同選手の獲得で清水に支払った移籍金がわずか60万ユーロ(当時約1億円)であることもあわせて伝えたが、アヤックスが1350万ユーロを支払ってまで鈴木を獲得する可能性には触れていない。

 アヤックスはオランダ1部リーグを28度制した強豪だが、今季は首位PSVアイントホーフェンから勝ち点35差の5位で終了。昨年夏にDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)の獲得交渉破談が報じられた一方、今年3月にガンバ大阪と3年間のフットボール戦略パートナーシップを結んでいる。