ロベルト・デ・ゼルビ監督 写真:Getty Images

 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド1部)が、ブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(同1部)を退任するロベルト・デ・ゼルビ監督の招へいに興味を持っているようだ。

 FAカップ決勝戦でマンチェスター・シティ(イングランド1部)を下してタイトルとともに来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得した一方、プレミアリーグでは史上最低の8位フィニッシュとなったユナイテッド。しかし、イギリス『ガーディアン』によれば、今季限りでテン・ハグ監督を解任する予定だという。

 その後任としてユナイテッドは今季限りでブライトンを退任するデ・ゼルビ監督とコンタクトを取った模様。ユナイテッドの株式を1部買収して共同オーナーとなったジム・ラトクリフ氏がイタリア人指揮官を高く評価しているようだ。

 サッスオーロやシャフタール・ドネツクなどを指導したデ・ゼルビ監督は、昨年9月から日本代表MF三笘薫が在籍するブライトンの指揮官に就任。昨季はクラブ史上初となるヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得となるプレミアリーグ6位に導いたが、今季は11位フィニッシュで双方合意のもとで今季限りで退任することが決まっている。

 なお、オランダ人指揮官は「自分の将来については考えていない。私はプロジェクトに取り組んでいる。私が指揮を始めた時はチームは混乱していた。チームは発展し、勝利している。トロフィーを獲得することが目的だ。2年間で2つのトロフィーは悪くない。ただ、満足はしていない。もし、彼らが私を必要としないなら、私はタイトルを取るために他のクラブへ行く」と去就について語っている。