総合経営コンサルティング業者である株式会社リブ・コンサルティングが、「生成AIに関する実態調査アンケート」の調査結果を公表しました。
正社員数30~300人の企業で課長職以上の管理職を務めるという303人を対象に、中堅・中小企業で生成AI活用の実態を調査しています。
生成AIは未だ広く活用されず
まずは、生成AIの利用状況をたずねると、中堅・中小企業ではまだまだ生成AIの利用は一般的ではないことがうかがえます。
営業関連領域での活用も
次は「所属する部門・会社において生成AIを利用している活用領域について、教えてください」という質問です。
こちらは「営業関連領域」が38.3%、「経営計画/事業企画関連領域」が36.7%、「経営管理関連領域」が35.0%、「マーケティング関連領域」が33.3%となりました。
導入の「必要性を認識していない」?
「所属する部門・会社における生成AIの導入段階のハードルについて、教えてください」という質問には、「必要と認識しておらず導入検討を行っていない」が回答者全体の40.9%。
一方、すでに生成AIを活用していると答えた人たち(n=60人)の6割が「使用方法のノウハウが不足している」と回答しています。
企業間でも‟温度差”が
「所属する部門・会社の業務と今後の生成AIの関係について、教えてください」とたずねると、全体回答者では「自分の業務に関係がない(49.2%)」が最も多い回答に。
しかしながらすでに生成AIを利用しているという60人に絞ると「自分の業務にプラスの影響を与える(80%)」が多数という結果を示しているそうです。
調査結果を踏まえて、株式会社リブ・コンサルティングは「中小企業の生成AI導入」は全体的にはまだ途上段階で、それをすでに導入している企業との温度差が見受けられると伝えています。
調査概要
調査方法 :インターネット調査
調査時期 :2024年4月30日(火)~5月6日(月)
調査対象 :正社員数が30から300人の企業の課長職以上
調査対象者数:303人
調査主体:株式会社リブ・コンサルティング
くわしい調査結果のダウンロードはこちらから
<参照>
【生成AI実態調査】中堅・中小企業における生成AIの日常利用の割合は2割以下にとどまる結果に。一方で利用層の9割以上が自分の業務に対してプラスの影響を実感。