京都・嵐山の自然と歴史が息づく「星のや京都」が、和歌の世界へと誘う特別なイベント「奥嵐山の歌詠み」を開催する。800年以上の伝統を持つ冷泉家による、和歌と源氏物語を融合した体験で、日本の四季の美しさを新たな形で感じよう。
和歌を通じて、日本の伝統と自然の魅力を深く探求する貴重な機会を提供する。
特別イベント「奥嵐山の歌詠み」で四季の美しさを詠む
星野リゾートが運営する、京都・嵐山の豊かな自然を望む客室全てからのリバービューが魅力の宿泊施設「星のや京都」では、四季折々の風景を背景に、和歌で日本の美を表現する特別なイベント「奥嵐山の歌詠み」を今年も開催する。
嵐山は、平安時代の貴族が避暑地として愛した地で、その美しい風景は多くの和歌に詠まれてきた。和歌という日本の伝統文化を未来に伝えていくためのサポートを続け、「星のや京都」は、2022年秋からこのイベントを開始。
過去の参加者からは、日本の美への理解を深める体験として高い評価を受けた。この伝統を守り、次世代に継承していくため、冷泉家の夫婦の協力のもと、7月29日(月)、11月30日(土)の日程で再び開催する。
和歌に込められた日本の四季:冷泉家に学ぶ
800年以上の歴史を持つ和歌を伝承する冷泉家、現25代当主の冷泉為人氏と、当主夫人の貴実子氏が主催。「源氏物語絵巻」を使った四季の表現法を学び、冷泉流歌道について指導を受ける機会がある。
参加者はこの指導で自身の和歌を作成し、貴実子氏から個別にフィードバックを受け取る。この体験は、嵐山の豊かな自然の中で、和歌の伝統と美を深く理解するための貴重な機会を提供する。
重要文化財・一般非公開の冷泉家住宅を体験
同イベントの一環として、江戸時代初期から冷泉家によって守られてきた、現存する数少ない公家屋敷である冷泉家住宅の特別見学がある。
同邸宅は、1982年2月にその歴史的価値が認められ、重要文化財に指定された。冷泉家はこの地で、平安時代にさかのぼる家伝の貴重な古文書を保護し、伝統を重んじた歌会を定期的に開催。参加者は通常非公開のこの重要な文化遺産を訪れることにより、皇室の伝統や冷泉家の長い歴史に対する理解を深める貴重な機会を得られる。
京都を感じながら、和歌の世界に酔いしれてみたい。
星のや京都
開催日:7月29日(月)~30日(火)の1泊2日、11月30日(土)~12月1日(日)の1泊2日
所在地:京都府京都市西京区嵐山元録山町11-2星のや京都、冷泉家住宅
参加費:1名50,000円(税・サービス料込)宿泊料別
含まれるもの:冷泉為人氏による講話、冷泉貴実子氏による冷泉流歌道の手ほどき、冷泉家住宅の見学
宿泊料金:1泊 136,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
対象:開催日の宿泊者
アクセス:阪急嵐山駅より徒歩約10分、京都南ICより車で約30分
(IGNITE編集部)