コンビニエンスストア大手のファミリーマートが、「手話で挨拶ができる」「筆談ができる」というストアスタッフの「対応スキル」がひと目でわかるマークを作成。
ファミリーマート・新宿スポーツセンター店(東京都新宿区)をトライアル店舗として、手話や筆談の講習を受講したストアスタッフの名札に表示します。
ストアスタッフへの講習を実施
ファミリーマートでは、日常会話のあいさつを手話で行うこと、来店客の買い物を筆談でサポートすることをテーマに、ストアスタッフに向けた講習を実施。講師は、手話検定の資格を持つファミリーマート社員が務めたそうです。
受講したスタッフの名札に、手話であいさつができる・筆談ができると、対応スキルを表示するといいます。
この取り組みは、店舗におけるダイバーシティ推進および接客サービスの向上を目的として実施。講習に参加していないストアスタッフへのフォローや、受講者の復習として店舗タブレットの動画機能を用いてサポートスキルの向上を目指します。
誰もが行きやすいコンビニを目指す
今回、トライアル店舗に選ばれた新宿スポーツセンター店は、2008年から、公益財団法人新宿区勤労者・仕事支援センターと連携。障がい者の自立に向けた取り組みとして、就労体験の場を提供しているそうです。
同社は、聴覚に障がいのある人びとと情報交換会の実施や、聴覚・言語障がい者、さらには外国籍の人や高齢者をサポートするためにコミュニケーション支援ツール(ボードやシート)を設置するなど、誰もが行きやすいコンビニを目指しているといいます。
<参照>
「コンビニの使いづらいところを教えてください」誰にとっても利用しやすい店舗を目指して 聴覚に障がいのある方々との情報交換会を実施
コミュニケーション支援ツールが多言語対応に!~外国籍のお客さまのお買い物をサポート~
聴覚・言語障がいのある方や高齢者をサポート コンビニエンスストアで初めてお買い物をサポートするボードを全店に設置