2018年6月、米ニューヨークの地下鉄駅構内でベンチに座った女性がすね毛を剃っている映像がSNSに投稿され、英紙「The Sun」などで報じられると炎上した。ピンクのワンピースの上に黒いジャケットを羽織った女性は、脚にシェービングクリームを塗って、使い捨てカミソリでジョリジョリ……。
公共の場におけるこうした行動は話題になりやすい。中でも、電車などの乗り物内での化粧については賛否両論がある。しかし、同じく2018年6月タイのバンコクで起きた事故を知ったら、果たして「乗り物内での化粧くらい問題ない!」と言えるだろうか? そんな恐ろしい事故を英紙「Mirror」から紹介しよう。
2018年6月12日、タクシーに乗車中の20代女性が後部座席で化粧をしていた。道路は渋滞しており、ドライバーの集中力が欠いたためか(?)タクシーは前方のピックアップトラックに軽く衝突してしまう。そのとき、アイライナーペンシルが女性の左目に突き刺さったのだ。
救急隊員のタナボディー・サボディさんは、衝突自体は軽微だったものの、ペンシルの半分が女性の目の奥に入り込んでしまった“奇妙な事故”について次のように語った。
「事故はバンコクのディンデーン区で夕方5時20分に起こりました。けがをした女性は、タクシーの中で化粧をしていたんですよ。私たちが電話を受けて駆け付けると、左目にペンシルが突き刺さった彼女がいました。私たちが到着したとき、彼女はとても痛がっていましたが、話すことができたので、何が起こったのかを説明してくれました。出血は大したことがありませんでしたが、少し鼻血が出ていましたね」
女性はラチャウィティー病院へと搬送され、ペンシルは無事に取り除かれたという。幸いなことに、ペンシルは眼球を傷つけず脳にも到達していなかった。すぐに女性の視力は回復するという。
タナボディーさんは「事故はいつでも起こり得ます。だから、今回の事故は、車の走行間に化粧をする女性への警告とすべきでしょう。奇妙で想定外の事故で、こうした事故の発生を予測できる人は誰もいません。私たちは事故に備えなければなりません」と付け加えた。
乗り物内での化粧は、単に非常識なだけではなく危険を伴うのだ。バンコクの女性は左目を失わずに済んだものの、目にペンシルが突き刺さった顔が全世界に報道されてしまった。肉体の傷は癒えても、心の傷は一生癒えないだろう。これを見ても「乗り物内で化粧をしたい」と思う女性は、どのくらいいるのだろうか?
※無修正の画像は「Mirror」にてご覧いただけます。
参考:「Mirror」、「The Sun」、ほか
※当記事は2018年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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