筆者もその一人で、財布はできるだけ持ち歩きたくないし、ATMでお金を下ろす手間をなくしたいと感じる。滞在時間が限られている訪日外国人についても同じ感覚を持っている人は少なくないはずだ。

「自分が手数料を払っても利便性を取りたい」と考える人たちに手数料を負担してもらえば、加盟店側にはコストはかからない。絶対に手数料を払いたくない人は現金払い、という棲み分けができ両者にメリットが有る。

手数料は利用客負担という国も海外にあるので、これに倣うのだ。

日本は諸外国との相対比較で偽札の流通割合が極端に低く、日本全国にATM網が張り巡らされているので現金払いに不便を感じにくい。その一方でクレジットカード手数料が非常に高く、加盟店の本音としてはキャッシュレスに及び腰である。一部の飲食店では「キャッシュレスでは脱税し辛い」という闇の事情もあるかもしれない。

この状況を変えるには、クレジットカード手数料を利用者負担に「選択可能」にするしかないと感じるのである。

 

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