4月18日(木)から5月5日(日・祝)まで、JR名古屋駅直結の商業施設「ジェイアール名古屋タカシマヤ」にて「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」が開催される。
20世紀の100年で、デザインはどのように変化を遂げたのか。名作椅子の形状から見えてくるデザインの歴史を知れる貴重な展覧会だ。
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カーザ・カルヴェットのアームチェア、アントニ・ガウディ、C.1900、撮影:大塚友記憲
「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」が名古屋で開催
時代時代のデザインには、その当時の社会性や人々の暮らしが密接にかかわっている。また、優れたデザインの裏側には、デザイナーの情熱が詰まっていることも忘れてはならない。
「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」は、20世紀におけるデザインの変遷を、椅子研究家の織田憲嗣氏のコレクションから厳選した100脚の名作椅子を通じてたどる展覧会だ。
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チェア「ヒルハウス」、チャールズ・レニー・マッキントッシュ、1902、撮影:Kentauros Yasunaga
同展では、アール・ヌーヴォー、バウハウス、ミッド・センチュリー、イタリアン・モダンなど、さまざまな時代のデザインにフォーカス。椅子だけでなく食器やキッチン用品、家電製品、事務用機器なども展示し、デザインと生活の関係性を解き明かす。
デザインの歴史を追う全4章の構成
「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」では、20世紀100年のデザインの変遷を4章構成で年代順に展示する。
第1章では、20世紀の始まりを象徴するデザイン様式「アール・ヌーヴォー」を紹介。第2章では合板やスティール・パイプといった新素材や幾何学的な形態が目立つデザイン革命期、第3章では戦後復興と科学技術の革新が起きたデザイン黄金時代に光を当てる。そして第4章は、カラフルで斬新なデザインが目立った1960年代以降に着目した。
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バード・チェア、ハリー・ベルトイア、1952、撮影:大塚友記憲
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チェアUP5+UP6、ガエターノ・ペッシェ、1969、撮影:大塚友記憲
さらに、5つの部屋の中で名作椅子と家具、食器などの小物、照明をコーディネート。映像や音楽とあわせて、その時代のデザインを体感できる仕組みにしている。
名作椅子の体験コーナーやミニシアターのほか、約40種類の雑貨販売コーナーも展開。
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展覧会図録 2,860円
デザインに興味を持つ人にとっては魅力的なイベントとなることだろう。
椅子とめぐる20世紀のデザイン展
会期:4月18日(木)~5月5日(日・祝)
時間:10時~19時30分(20時閉場)
会場:ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階 特設会場
所在地:愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号
入場料:一般1,200円
※最終日は16時30分まで(17時閉場)
※会場内の混雑を緩和するため入場制限を行う場合がある
(IKKI)
※価格は全て税込
※内容は予告なく変更になる場合がある