業務の外注化を
また、学校や園では運動会や文化祭など保護者が集まってのイベントがよくある。誰しも我が子の雄姿を記録に収めたいということで、一眼レフやビデオカメラを持って場所を取り合う。トラブルが起きないように教師が撮影コーナーを設け、撮影の順番をリードする。これも大変な苦労になっている。
そこで撮影はいっそ、外部のプロカメラマンを外注すればいい。写真やビデオをプロのカメラマンにとってもらい、学校がデータを買い取って保護者に販売すればいいのだ。これにより、場所取りや管理の手間から開放され、学校も新たな財源を確保でき、保護者も場所を奪い合うことがなくなり、鑑賞に集中できる。まさしく三方よしである。
確保した財源は教師の労働を外注することに使えば、本来集中するべき業務にリソースを投下でき、労働時間も減らすことができるのではないだろうか。
◇
自分の子供の保護者はデジタルに慣れ親しんでいるので、DX化への対応はスムーズにいくはずだ。保護者の中には20代後半の親もいる。だが、現場の運用の多くは昭和と変わらないものはまだまだ多い。デジタル運用を積極的に取り入れ、効率化を図ることは保育士や教師が置かれた長時間労働を開放してくれると思うのだ。
■最新刊絶賛発売中!
■Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka
■YouTube動画で英語学習ノウハウを配信中!
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?