本物かつ上質な日本文化の魅力を紹介する「日本の入門書」メディア『Discover Japan(ディスカバー・ジャパン)』5月号の特集は、「進化するホテル」だ。
新たに誕生するラグジュアリーホテルや北陸新幹線の延伸で注目される北陸の宿、ホテルを象徴する美味しい逸品など、チェックしておきたいホテルの情報が満載となっている。
ホテルの開業が続く2024年。進化するホテルを紹介
これまでプライベート感を重視してきたラグジュアリーホテルだが、最先端のホテルの特徴は、人々が求めている“つながり”をキーワードにしたホテルづくりとなっている。
宿泊者だけでなくビジター利用も歓迎のレストラン・バーづくりがなされ、ホテルは泊まるだけでなく、より日常に近いところでの社交の場になっていきそうだ。
また、ローカルでも外資系ブランドのホテルが次々に誕生。日本が観光立国になっていくためにも地域を盛り上げ、観光客と地元の人をつないで活性化させる、地域におけるハブとしての役割がますます強まっているといえるだろう。
日本の未来を担うひとつの重要なキーとなりそうな、ホテルから目が離せない。
東京にオープンした最先端のホテルを大解剖
外資系ホテルの開業ラッシュが続く東京。なかでもホテルラバーが待ち焦がれていた「ジャヌ東京」がついに開業する。あの「アマン」グループが手掛け、世界で一番最初に開業となった「ジャヌ」ブランドについて読める。
また、同じく開業したばかりの「東京エディション銀座」と「ホテル虎ノ門ヒルズ」についても、いちはやく徹底的に紹介している。
一流ホテルの美味しい名作ものがたり
一流ホテルには、ホテルを象徴するような美味しい逸品がある。ホテルラバーなら食べておきたい逸品を、そのバックストーリーとともに紹介。
自宅で楽しむのはもちろん、手土産としても秀逸な品々。人に贈るとき、そのストーリーを添えてみるのもよさそうだ。
宿を拠点に食・工芸・名所を楽しむ旅
北陸新幹線の延伸によって、さらにアクセスがよくなった北陸エリア。
同誌では、「あらや滔々庵」や「べにや無何有」「Auberge “eaufeu”」など、老舗温泉旅館から注目のオーベルジュまで、一度は泊まりたい名宿を紹介する。また、地元を知り尽くした宿の主人や女将たちが、おすすめの場所やものを教えてくれる。
この春、宿を入り口に、ローカルな魅力が詰まった石川・富山・福井・新潟をまるごと楽しんでみては。
スタイル別いま滞在したいホテルへ
そして同誌では、ローカルの魅力的なホテルも紹介している。
旅の拠点にしたいニューオープンのホテルから、アクティビティや食で新たな試みをしている宿、そして温泉街の活性を志す宿の新展開など、いま訪れたい施設や取り組みを紐解いて紹介する。
今後のホテル選びの参考にしたい1冊だ。
『Discover Japan』5月号
価格:1,210円(税込)
(田原昌)