自家製角食パンは焼きたて。粉は北海道産ゆめちから。

次は蛍イカと菜の花、さぬきの夢という粉と全粒粉を使った、耳たぶのかたちの自家製パスタ、オレキエッテ。紫色の蛍イカと少し茶色いパスタがグラデーションの様で、シックな色合い、黄色いカラスミが彩りと塩味のアクセント。オレキエッテの食感、アルデンテで、弾力のある感じがちょうど良かったです。

蛍イカとオレキエッテ。

お肉のメインは宮崎牛と山菜の付け合わせ。宮崎牛には、ジュと蕗の薹、味噌のソースと蕗の薹チップスを散らして、なんとなく懐かしい味。山菜はタラの芽のベニエ、ウド、行者にんにくで、春の野山を思わせます。

宮崎牛と山菜、蕗の薹と味噌のソースは懐かしい味わい。

デザートは、日向夏の果実と皮のコンフィ、抹茶のエスプーマ、トンカ豆のジェラート、ホワイトチョコレートのクランブル、レモンの香りのメレンゲのチュイル。

トンカ豆のジェラートは、桜の味。これを味わっていると、お花見を体感している様な気分に。トンカ豆が桜の味がするというのは、初めて知ってびっくり。日向夏の皮のコンフィは爽やかな苦味。真ん中の抹茶のエスプーマ、散らされたホワイトチョコレートのクランブルと、このデザートはどの部分を食べても違う味、食感で、とても考えられていると思いました。

トンカ豆のジェラートは桜の味、日向夏のコンフィは爽やかな苦味、真ん中は抹茶のエスプーマ。味わいと食感がどこも違っていて、驚きの連続。

ミニャルディーズは、焼きたてフィナンシェと生チョコレート。フィナンシェは食べる直前にオーブンから出してくれる、計算されたサービス。

焼きたてフィナンシェ。